公開日:2024.04.11
最終更新日: 2024.04.15
眼球突出の手術は
日帰りで出来ますか?
眼球突出の治療は日帰りでの手術が可能です
通常1〜2週間の入院を必要ですが...
この手術は視機能に関連する神経と血管を避け、増えた脂肪だけを取り除く手術であり、非常に繊細で特殊な技術を必要とします。骨を切除する減圧術は、神経や血管を避けて脂肪を取り除く技術が無いために考え出された手術ですが骨を切除するため身体的負担が重く、術後の痛みや出血のため、通常1〜2週間の入院を必要とします。
当院の眼窩脂肪減圧は両眼同時で日帰り全身麻酔で実施
当院の眼窩脂肪減圧であれば両眼同時で日帰り全身麻酔で行い、当日のうちに帰宅することが可能ですので、仕事や家庭への影響を最小限に抑えることが可能です。残念ながら最先端の手術であるため、健康保険の適応になりませんが、病気によりお悩みの方は是非当院の眼窩脂肪減圧術を選んでいただけたらと思います。
眼球突出の治療について詳しく知りたい方はこちら
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公開日:2024.04.11
最終更新日: 2024.11.11
バセドウ病眼症・眼球突出の
手術費用はいくらですか?
バセドウ病眼症の眼球突出手術の費用目安
バセドウ病眼症の眼球突出への手術は、健康保険の適応になります
患者さんから、「保険適応ですか?」と聞かれることがあります。眼科医からも同様の質問受けることがあります。
当院では、一時期に顔貌の変化があるなど眼症の発症が明らかであった場合には健康保険を使用して手術を行います。
バセドウ病の眼球突出は、まさに病気による変化ですので健康保険の適応にならないとおかしいと思いますし、いままで保険が通らなかったことはありません。
バセドウ病は、青年期から壮年期に好発する病気です
バセドウ病は、青年期から壮年期に好発する病気です。発症すると内科へも眼科へも通院が必要になります。仕事などで忙しくしている年代の患者さんたちに、時間的なコスト、金銭的なコストがかかる病気です。
我々の年代は、毎月税金のように健康保険の代金が徴取されています。ほとんどのお金は高齢者の医療に使われている筈で、保険のシステムを支えているのは我々です。
病気になった時に健康保険が使えないのであれば、健康保険を支えている意味がないとすら思います。
バセドウ病眼症の眼球突出手術の自費診療での費用について
両眼/片眼
眼窩(がんか)脂肪減圧術
鹿嶋先生 1,980,000円相川先生・山名先生・菊地先生 880,000円上記以外 440,000円目のクマへの脂肪移植+220,000円
自費モニター価格*1
20%オフ
*1ホームページなどで写真が公開されます。必ず術後の通院が必要です。
モニター価格について
モニター価格(写真使用許可・通院必須)手術代金20%OFF
施術前後の写真撮影や手術中の動画撮影、WEBサイトでの公開のご協力を頂けることを条件に、モニター価格で治療をお受けいただけます。
モニター価格(写真使用許可・通院必須)手術代金20%OFF
バセドウ病眼症の治療について詳しく知りたい方はこちら
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公開日:2024.03.12
最終更新日: 2024.10.18
目のクマ・たるみへの
脂肪移植
甲状腺眼症では目の下にクマが出来たり、たるみが出来たりします。
眼窩脂肪移植を併用する術式「脂肪移植」
甲状腺眼症では目の下にクマが出来たり、たるみが出来たりします
当院で行われている眼窩減圧術は、眼球突出を治す手術ではありますが脂肪を切除する手術ですので、目の下のクマも改善されます。その一方で甲状腺癌症の再発や加齢により再度クマができてしまう方もいます。
当院では眼窩減圧術を行った際に切除した眼窩脂肪をクマの原因である眼窩縁靭帯の部分に移植することによって目の下のクマをほぼ完璧に取り除くということを行っています。
また甲状腺眼症では目を見開いたような状態になることがあり、これを「眼瞼後退」と言います。「眼瞼後退」は主として上まぶたに出現しますが、下まぶたに発症する方もいます。これも眼窩減圧ですこし改善するのですが、脂肪移植を行うことでさらに改善することが可能です。
眼窩減圧時に眼窩脂肪移植を併用する術式はオプションとなってしまうので追加料金が必要となりますが、かなり良い結果を出すことができているので、その症例を供覧したいと思います。
注目して見て頂きたいポイント
① クマの改善② 下眼瞼の位置
治療料金(オプション)
脂肪移植
追加料金 +220,000円
上記の金額はすべて税込表示です。
眼形成手術+脂肪移植 症例紹介
1.眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植
甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、目のクマにも悩まされるようになってしまいました。眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植を行い、目の印象は大きく変化しています。
眼症発症前の写真
主訴
甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、目のクマにも悩まされる
治療費
鹿嶋先生:1,980,000円山名先生・菊地先生・小滝先生・神谷先生・永岡先生:880,000円上記以外:440,000円目のクマへの脂肪移植+220,000円
治療内容
眼窩減圧術
治療のリスク
術前に複視が無い場合、手術後には眼球運動障害が出現し2重に見えます。翌日にはほとんど消失していることが多いですが、残存することもあります。
2.眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植
甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、目のクマにも悩まされるようになってしまいました。眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植を行い、目の印象はかなり改善していることが分かると思います。
眼症発症前の写真
主訴
甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、目のクマにも悩まされる
治療費
鹿嶋先生:1,980,000円山名先生・菊地先生・小滝先生・神谷先生・永岡先生:880,000円上記以外:440,000円目のクマへの脂肪移植+220,000円
治療内容
眼窩減圧術
治療のリスク
術前に複視が無い場合、手術後には眼球運動障害が出現し2重に見えます。翌日にはほとんど消失していることが多いですが、残存することもあります。
3.眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植
甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、目のクマにも悩まされるようになってしまいました。眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植を行い、目の印象は大きく変化しています。両目の距離が短くなっていて、クマも無くなっているので、雰囲気が改善しています。
眼症発症前の写真
主訴
甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、目のクマにも悩まされる
治療費
鹿嶋先生:1,980,000円山名先生・菊地先生・小滝先生・神谷先生・永岡先生:880,000円上記以外:440,000円目のクマへの脂肪移植+220,000円
治療内容
眼窩減圧術
治療のリスク
術前に複視が無い場合、手術後には眼球運動障害が出現し2重に見えます。翌日にはほとんど消失していることが多いですが、残存することもあります。
4.眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植
甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、見開きも大きく目のクマもあります。眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植を行い、目のクマと見開きが改善しているのが分かります。
眼症発症前の写真
主訴
甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、見開きも大きく目のクマがある
治療費
鹿嶋先生:1,980,000円山名先生・菊地先生・小滝先生・神谷先生・永岡先生:880,000円上記以外:440,000円目のクマへの脂肪移植+220,000円
治療内容
眼窩減圧術
治療のリスク
術前に複視が無い場合、手術後には眼球運動障害が出現し2重に見えます。翌日にはほとんど消失していることが多いですが、残存することもあります。
5.眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植
甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、目のクマも出現しています。眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植を行い、目の印象が大きく改善しています。
眼症発症前の写真
主訴
甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、目のクマも出現
治療費
鹿嶋先生:1,980,000円山名先生・菊地先生・小滝先生・神谷先生・永岡先生:880,000円上記以外:440,000円目のクマへの脂肪移植+220,000円
治療内容
眼窩減圧術
治療のリスク
術前に複視が無い場合、手術後には眼球運動障害が出現し2重に見えます。翌日にはほとんど消失していることが多いですが、残存することもあります。
6.眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植
甲状腺眼症により下まぶたの見開きが酷くなってしまった方にも有鈎です。特に下まぶたが大きく凹んでいる方は、凹みが原因で下まぶたが下がり、下の白目が露出する(三白眼)になってしまうので、脂肪移植が適応になります。
上まぶたの見開きだけでなく、下まぶたが凹み、下がっていることによって白目が露出しています。術後には凹みが改善しただけでなく、下まぶたの位置が上がったため白目の露出が減っています。
眼症発症前の写真
主訴
甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、目のクマも出現
治療費
鹿嶋先生:1,980,000円山名先生・菊地先生・小滝先生・神谷先生・永岡先生:880,000円上記以外:440,000円目のクマへの脂肪移植+220,000円
治療内容
眼窩減圧術
治療のリスク
術前に複視が無い場合、手術後には眼球運動障害が出現し2重に見えます。翌日にはほとんど消失していることが多いですが、残存することもあります。
7.眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植
眼球突出が目立つだけでなく、下まぶたが凹み、下がっていることによって目の下の影が出来ていて悪い印象を与えます。術後には凹みが改善し、下まぶたの位置も上がったため印象がとても良くなりました。
主訴
甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、目のクマも出現
治療費
鹿嶋先生:1,980,000円山名先生・菊地先生・小滝先生・神谷先生・永岡先生:880,000円上記以外:440,000円目のクマへの脂肪移植+220,000円
治療内容
眼窩減圧術
治療のリスク
術前に複視が無い場合、手術後には眼球運動障害が出現し2重に見えます。翌日にはほとんど消失していることが多いですが、残存することもあります。
専門医へのご相談はこちら
日本では眼形成の専門医師・専門施設が少なく、治療に対する情報量も少ないのが現状です。
その為多くの場合、病気や事故等によって目の周りの表情が変化した患者さんが自分の症状は治らないものだと思い込んでしまい、元の状態に戻す事を諦めてしまっている事が多いと感じています。
決して諦めないでください。まずは専門医にご相談ください。
ご相談はこちらから
関連診療ページについて
治療に伴うリスクについて
むくみ、内出血、患部に痛みや熱感などの症状が生じる
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公開日:2024.01.10
最終更新日: 2024.03.29
バセドウ病・甲状腺眼症の
モニター患者症例集
甲状腺眼症・当院の眼窩減圧を受けたモニター患者症例
症例.1
眼症発症前
発症後
甲状腺眼症発症前後を比較すると大きく顔貌が変化していることが分かります。変化は上眼瞼にも下眼瞼にも起こります。まったく別人のようになってしまっているのがわかります。
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなっています。
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいため、睨んでいるような目つきです。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消えています。
症例.2
眼症発症前
発症後
甲状腺眼症発症前後を比較すると大きく顔貌が変化していることが分かります。変化は上眼瞼にも下眼瞼にも起こります。まったく別人のようになってしまっているのがわかります。
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなっています。
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。右眼を見るとその変化が分かりやすいです。下まぶたのクマも消えています。
症例.3
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きくなっています。
術後上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消えています。
術前まぶたが腫れぼったいです。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。特に奥側の左眼の変化を比較すると分かりやすいです。下まぶたのクマも消えています。
症例.4
術前まぶたが腫れぼったく、特に左目が大きく見開いてしまっています。目の距離も開大しているようです。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。見開きも改善しています。下まぶたのクマも消えています。
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなっています。
症例.5
眼症発症前
発症後
甲状腺眼症発症前後を比較すると顔貌が変化していることが分かります。変化は上眼瞼にも下眼瞼にも起こります。まったく別人のようになってしまっているのがわかります。
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しています。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。膨らみがなくなったため、小じわが出現しています。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなっています。
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなっています。
症例.6
眼症発症前発症前はやや凹んだまぶたをしていたので、手術後に元の顔貌に近くなったことが分かります。
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなっています。
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたのクマも消えています。奥の右眼を見ると違いが分かります。
症例.7
眼症発症前発症前には下まぶたの位置は正常であり、白目の露出はありませんでした。
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。下まぶたは引き下がっていて黒目の下に白目が露出しています。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。目の距離も狭くなっています。下まぶたの位置も改善し、白目の露出が少なくなっています。
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。下まぶたは引き下がっていて黒目の下に白目が露出しています。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、自然な形状になりました。下まぶたの位置も改善し、白目の露出が少なくなっています。
症例.8
眼症発症前元々、甲状腺眼症発症前は上まぶたに凹みのある目であったことがわかります。
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、やや凹んだ状態になっています。
下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなっています。
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、やや凹んだ状態になっています。下まぶたのクマも消えています。
症例.9
眼症発症前甲状腺眼症発症前です。十代で発症した場合には、元々の顔貌が分かりませんので、成長していたらこうなっていただろうという状態に合わせています。
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、やや凹んだ状態になっています。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなりバランスが良くなっています。
術前まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。上まぶただけでなく、下まぶたのクマも出現しています。目の距離も開大しているようです。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、やや凹んだ状態になっています。下まぶたのクマも消え、目の距離も狭くなりバランスが良くなっています。
症例.10
術前 まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。目の距離も開大しているようです。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、やや凹んだ状態になっています。目の距離も狭くなりバランスが良くなっています。
術前 まぶたが腫れぼったく、目が大きいことがわかります。目の距離も開大しているようです。
術後3か月上まぶたの膨らみは消え、やや凹んだ状態になっています。目の距離も狭くなりバランスが良くなっています。奥の左眼を見ると違いが分かります。
症例.11
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公開日:2023.12.29
最終更新日: 2024.10.18
甲状腺眼症について
よくある質問
甲状腺眼症に関するQ&A
Q. 減圧手術は保険適用されるのですか?
A. 脂肪減圧手術は通常自由診療となりますが、重症の甲状腺眼症や骨を減圧する場合は保険が適用されることもあります。
Q. 手術は直ぐに受けられますか?
A. 病気の活動期にはまずステロイド治療を優先します。病状が安定して非活動期に入ったら、最適なタイミングで手術を行います。
Q. MRI検査はなぜ必要なのですか?
A. 目の周りの脂肪や筋肉の炎症の程度を把握し、適切な治療計画を立てるために必要です。
Q. 以前のMRI画像を使用できるのですか?
A. 最新の状態を把握するため、直近1ヶ月以内に撮影された画像が必要です。条件によっては再撮影をお願いする場合があります。
Q. ステロイド注射で目の突出は治りますか?
A. 注射で一部の症状が改善することがありますが、完全には治らないこともあります。その場合、手術が必要になることがあります。
Q. 逆さまつげにもMRIが必要ですか?
A. 甲状腺眼症が原因で逆さまつげが起こっている場合はMRIが必要ですが、最終的には医師の診断が必要です。
Q. 通院はどれくらい必要ですか?
A. 炎症の程度によって異なります。活動期には週1回の治療が必要な場合もありますが、非活動期には手術の計画を立てます。手術後の通院頻度は手術の種類によります。
Q. 脂肪減圧手術でどれくらい脂肪を取り除きますか?
A. 眼症発症前の顔写真を参考に、必要な量の脂肪を取り除きます。一般に2〜4ccを切除しますが、個人差があります。
Q. 手術後に症状が悪化することはありますか?
A. 手術後に15%の確率で症状が再燃する可能性はありますが、その場合は再度ステロイド治療を行います。
Q. 手術で失明するリスクはありますか?
A. 失明することはほとんどありませんが、ごく稀に視力に影響が出る可能性があります。
Q. 手術後のダウンタイムはどのくらいですか?
A. 個人差がありますが、一般的には2週間程度で大部分の腫れや内出血が引きます。
Q. 手術後の回復期間はどれくらいですか?
A. 合併症がある場合は回復まで数ヶ月を要することがあります。また、稀に後遺症が残ることもあります。
Q. 手術後に顔のエステはいつからできますか?
A. 術後2週間から可能ですが、強いマッサージは避けてください。
Q. 睫毛エクステンションやパーマはいつからできますか?
A. 術後1ヶ月からです。
Q. 眼瞼手術は手術後いつから再開できますか?
A. 術後の回復状態によりますが、通常は1〜3ヶ月後から可能です。
Q. バセドウ病になったら目のクマが出来てしまったのはなぜ?
A. バセドウ病では目のまわりにある脂肪が増え、筋肉が増大します。それにより眼窩組織が増えるので眼球突出が起きるのですが同時に下眼瞼の脂肪が突出するために目のクマが出来るのです。
Q. 眼窩減圧でクマは治るのか?
A. 眼窩減圧により眼窩組織の量を減らすため、眼球が凹むのですが同時に下眼瞼の突出した脂肪も減るために、減圧手術を行うだけで目のクマの改善は可能です。
目の下のたるみ・目のクマへの治療
皮膚のたれマブタでは、余った皮膚を取り除くことと、二重まぶたを作ることが目的です。
まぶたの皮膚をまつ毛の上5〜6mm程度の位置で切開し、余っている皮膚を切除します。その後、二重まぶたを作製し皮膚を縫合します。同時に脂肪を切除する場合があります。
眼窩減圧手術だけでも突出した脂肪を減らすことが可能ですが、さらに手術時に切除した眼窩脂肪を使って、目の下のたるみ・目のクマへの治療を同時に行うことも可能です。
目の下のたるみの原因は眼窩縁にある靭帯ですが、この眼窩縁靭帯を外して切除した脂肪移植を行うことで靭帯を無効化し、クマを消失させます。
元々のお顔
眼窩脂肪減圧+眼窩脂肪移植手術前目の下のたるみが目立ちます。
術後1カ月目の下のクマは消失しました。眼球陥凹に伴って上眼瞼の凹みが出現しています。これはヒアルロン酸注射にて治療を行います。
主訴
目の下のたるみが目立つ
治療費
鹿嶋先生:1,980,000円山名先生・菊地先生・小滝先生・神谷先生・永岡先生:880,000円上記以外:440,000円目のクマへの脂肪移植+220,000円
治療内容
眼瞼外反(アッカンベーの状態)の修正手術
治療のリスク
頻度は少ないですが、手術による合併症として血腫、感染、知覚鈍麻、複視、まぶたの内反や外反、皮膚切開の傷が目立つといったリスクがあります。
詳しくみる
公開日:2021.11.02
最終更新日: 2024.10.30
他院手術後の
修正手術
他院で行った手術でこれ以上治らないと思われた患者さんであったとしても、当院で何か改善できる場合があります。
他院での失敗を改善できる可能性
年間10,000件以上の治療実績
開院からある程度の時間が経過し徐々に皆さんに知って頂くことが出来てきました。当院に来られる患者さんは、残念ながら他院で治療を受けたが治っていないか、治療を断られた患者さんが多く来られます。
当院は眼形成という目の周りの眼瞼や眼窩を専門にしており、そこだけに特化して年間10,000件以上(眼数・4院合計:2023年1月から12月まで)という数多くの手術を手掛けて参りました。この数は国内でも世界でも比類ない数であると思います。
その経験を活かし、他院で行った手術でこれ以上治らないと思われた患者さんであったとしても、当院で何か改善できる場合があります。
美容外科手術後の修正について
症例一覧
50歳前後の男性
皮膚からの脂肪移動術
A大学病院の美容外科で皮膚からの脂肪移動術(ハムラ法)したものの改善なく有名な美容外科で結膜から脂肪切除、さらに皮膚切開からの脂肪切除、再度結膜からの脂肪切除、と計4回美容外科での手術を施行された方です。
最後にB美容外科で行った手術では瘢痕のためほんのわずかな量の脂肪(小豆大と言われたそうです)しか切除できなかったとのことでした。どうにか改善したいと悩まれて受診しました。
MRI水平断 T1強調
明らかに大きな脂肪の突出があり、下眼瞼も上眼瞼も膨らんでいました。
この症例の場合、表面の脂肪だけが問題なのではなく、その奥の脂肪も問題なのです。
このためバセドウの方の減圧に準じて眼窩深部の脂肪減圧手術を行いました。
今までに数回の手術を繰り返していますので入り口は瘢痕でガチガチでしたが、思った通りその後ろ(眼窩深部)の脂肪は操作されていませんでしたので比較的簡単に切除することが出来ました。
術前後の写真を提示いたします。
術前術後の症例写真
主訴
下眼瞼・上眼瞼ともに、膨らみが目立つ
治療費
軽度なもの(15分程度):¥638,000
重度なもの:¥1,210,000
治療内容
バセドウの方の減圧に準じて眼窩深部の脂肪減圧手術を実施
治療のリスク
手術により創部が腫れ、内出血が起こります。翌日にはとても腫れます。腫れの消退は最初の2週間で8割程度改善し、完全な消退には約6ヵ月かかります。内出血(アザ)の完全な消退には4週間程度かかります。
約50歳女性
C病院形成外科で眼瞼下垂手術(挙筋短縮)
手術後眼瞼の形がおかしくなったため、再度C病院形成外科で修正の手術(皮膚切除)をしたが、やはり眼瞼の形が変だとのことで修正希望にて来院。
察すると前医の手術で重瞼がきっちり作成されているのですが、高すぎる位置に重瞼が作成されています。よく美容外科や形成外科で眼瞼下垂の手術を受けた術後で同様の状態になっている方を見かけます。
重瞼の位置は高ければよい、というものでは無いのです。重瞼は適切な位置でないと、その下の皮膚がたるんでしまってこのような状態になります。
黒目の大きさは大きくなったのですが、相対的に皮膚弛緩が強くなってしまっており、さらに重瞼の位置が不自然。当院での手術は不適切な位置の重瞼を含めて追加で皮膚切除、適切な位置に重瞼を作成しました。
術前は見開いたような目つきでしたが、術後には改善しているのが分かると思います。
正面
術前
二重瞼にはなっているものの位置が上過ぎて結局その下の皮膚がたるんでいるため、しっかり開瞼出来ない状態
術後
重瞼の位置を睫毛上5ミリまで下げ追加で皮膚切除、二重瞼を作成した術前の不自然な皮膚弛緩は改善
側面
術前
二重瞼の下の皮膚がたるんでいるためしっかり開瞼出来ない。そのせいで、見開いたような目つきになっている
術後
当初より下方に二重瞼を作成し追加皮膚切除。術前の不自然な皮膚弛緩は消失し見開いたような目つきも改善
主訴
二重瞼の下の皮膚がたるみ、しっかり開瞼できないため見開いたような目つきになっている
治療費
軽度なもの(15分程度):¥638,000
重度なもの:¥1,210,000
治療内容
不適切な位置の重瞼を含めて追加で皮膚切除、適切な位置に重瞼を作成
治療のリスク
手術により創部が腫れ、内出血が起こります。翌日にはとても腫れます。腫れの消退は最初の2週間で8割程度改善し、完全な消退には約6ヵ月かかります。内出血(アザ)の完全な消退には4週間程度かかります。
約20歳女性
埋没法の手術の修正
1年前に大手D美容外科で埋没法の手術を受けたが、術後に眼瞼の形状が不自然になってしまったので修正希望で来院。この方も症例2と同様に重瞼の位置が高すぎるので重瞼よりも下の皮膚がたるんでしまっています。
もう一つ、問題があります。それは内眼角贅皮という目頭の皮膚が張り出していることです。これは蒙古ひだともいわれるものでアジア人とくに東アジア人に多くみられるものです。
蒙古ひだが張ってしまっているので、いくら上眼瞼を綺麗に仕上げても、下に引っ張られてしまう以上、綺麗な重瞼線にはなりません。
このためこの方には内眥形成術(目頭切開)と上眼瞼の皮膚切除、重瞼作成を行いました。術後、平行型の綺麗な重瞼線が出来て表情も自然になりました。
術前
二重瞼の位置が上過ぎて結局その下の皮膚がたるんでいる蒙古ひだが張っているタイプなのでここを修正しないと自然な二重瞼にならない
術後
皮膚を切除し低い位置で重瞼を作り直し、内眥形成(目頭切開)も行うことで平行型の重瞼が出来た
術前
二重瞼が高すぎるのでそれより下の皮膚が余っている蒙古ひだがあるので、目の大きさが縦横1:1になって不自然
術後
内眥形成と重瞼の作り直しをしたところ、目の大きさの比は縦横1:2くらいの自然な大きさになった
主訴
埋没法の手術の修正
治療費
軽度なもの(15分程度):¥638,000
重度なもの:¥1,210,000
治療内容
内眥形成術(目頭切開)と上眼瞼の皮膚切除、重瞼作成
治療のリスク
手術により創部が腫れ、内出血が起こります。翌日にはとても腫れます。腫れの消退は最初の2週間で8割程度改善し、完全な消退には約6ヵ月かかります。内出血(アザ)の完全な消退には4週間程度かかります。
約50歳男性
上眼瞼の凹みが気になる
E大学病院形成外科で眼瞼下垂の手術を行ったところ、上眼瞼の凹みが気になった。
東京のF美容外科で鼡径部の脂肪を上眼瞼に移植する手術を2回受けたところ、今度はまぶたが膨らんでしまったため、切除希望で来院。前回移植された脂肪が前方に突出し不自然な目つきになっていました。
少量の皮膚と移植された脂肪の切除を行ったところ、綺麗で自然なまぶたになっています。
正面
術前
前回移植された脂肪の量が多すぎたため、上眼瞼が膨らんで不自然な顔貌となっている。
術後
皮膚と移植された脂肪の切除、その後二重瞼を作成した。
やや陥凹が目立つが自然な仕上がりになった。
側面
術前
移植された脂肪の量が多すぎたため、上眼瞼(特に内側)が膨らんで不自然な顔貌となっている。
術後
皮膚と移植された脂肪の切除、その後二重瞼を作成した。
やや陥凹が目立つが自然な仕上がりになった。
主訴
上眼瞼の凹みが気になる
治療費
軽度なもの(15分程度):¥638,000
重度なもの:¥1,210,000
治療内容
少量の皮膚と移植された脂肪の切除を実施
治療のリスク
手術により創部が腫れ、内出血が起こります。翌日にはとても腫れます。腫れの消退は最初の2週間で8割程度改善し、完全な消退には約6ヵ月かかります。内出血(アザ)の完全な消退には4週間程度かかります。
約80歳女性
左睫毛上皮膚切除の修正
左顔面神経麻痺があるため左眉毛下垂による左視野障害をきたしていたため、前医G眼科にて左睫毛上皮膚切除を受けたがこれ以上の改善は困難とのことで紹介されました。
左眉毛下垂があり眉毛挙上術が望ましい状態でしたが、左上眼瞼皮膚がすでに切除されていたため眉毛挙上を単独で行うことが出来ず、右上眼瞼からの皮膚移植を同時に行っています。
順次、左下眼瞼外反の手術、右のほうれい線へのヒアルロン酸注射も行うことで顔貌の改善を得ることが出来ました。
初診時
初診時 正面
初診時 側面
術前
左眉毛下垂・左下眼瞼外反となっている。
まぶたを閉じることが出来ないため、角膜が混濁してしまっている。
術後
左眉毛下垂・左下眼瞼外反があり、まぶたの裏が露出してしまっている
初診時 閉瞼
こちらは初めて当院へお越しいただいた時の治療前の写真です。
前医で左上まぶたの皮膚切除を受けたため、上まぶたの量が左右で大きく異なる。
治療前後の比較
術後、かなり見た目が改善されました。
左眉毛を上げる手術、右上まぶたから左上まぶたへの皮膚移植、左下まぶたの外反手術を行いました。
また、ほうれい線へのヒアルロン酸注射もしています。
主訴
左眉毛下垂・左下眼瞼外反となっている。まぶたを閉じることが出来ないため、角膜が混濁してしまっている。
治療費
軽度なもの(15分程度):¥638,000
重度なもの:¥1,210,000
治療内容
左睫毛上皮膚切除の修正
治療のリスク
手術により創部が腫れ、内出血が起こります。翌日にはとても腫れます。腫れの消退は最初の2週間で8割程度改善し、完全な消退には約6ヵ月かかります。内出血(アザ)の完全な消退には4週間程度かかります。
眼瞼下垂手術後の修正手術
ほとんどのケースで対応可能です
他院で眼瞼下垂手術を受けられた方で、よくお聞きするのは、「不自然な仕上がりになり、重瞼の形状がおかしくなった」です。
当院では、他院で修正することが難しいと判断された方でも、今まで来院されたほとんどの方が治療が可能ですので、まずは一度ご相談いただけたらと思います。
眼瞼下垂手術後の修正手術
治療料金の目安
両眼
他院手術後の修正手術
軽度なもの(15分程度):¥638,000
重度なもの:¥1,210,000
上記の金額はすべて税込表示です。
オペ実施の場合、手術代金から自費診察料を差し引きます。
治療のリスクと発生率
手術により創部が腫れ、内出血が起こります。翌日にはとても腫れます。腫れの消退は最初の2週間で8割程度改善し、完全な消退には約6ヵ月かかります。内出血(アザ)の完全な消退には4週間程度かかります。
まぶたの筋肉を正常に戻すことにより涙の吸収も正常に戻るため、眼の乾燥を感じることが多いです。また、完全に閉じることができなくなることがあります。この場合は点眼や軟膏治療が必要となります。
再発することがあります。
できるだけ左右差を少なくするように手術を行いますが、完全に左右対称にはなりません。術後に左右差が大きい場合には再度縫合処置をしたり、再手術を行ったりする事があります。再縫合・再手術の確率は10%です。保険診療の場合にはその都度費用がかかります。
術後徐々に傷痕は目立たなくなりますが傷痕が目立ったり、ケロイドになったりすることがあります。
半年から1年程度で筋肉が弛緩し、再発することがありますが、その場合には再手術が必要になることもあります。
美容手術後の修正手術は、すべて自費になります。
手術には限界があり 100%理想的な状態になることはありません。(テストで 100点を取り続けることが出来ないのと同様です)
術後に傷が離解した場合は再度縫合処置が必要です。
感染などで眼窩蜂巣炎になることがあります。
術中鎮静剤を使用した場合血圧低下、除脈、呼吸抑制などが起こることがあります。
同意書文面
他院下垂術後の修正手術を受けられる患者さん、ご家族のみなさまへ
この説明書は、他院下垂術後の修正手術について説明したものです。
わからないことがありましたら、担当医にお尋ねください。
治療を受けられる場合は、下記に「同意書PDF」を用意しておりますので、
一度目を通していただき署名をお願いいたします。
同意書文面(PDF)
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