公開日:2024.01.25
最終更新日: 2024.04.04
眼瞼下垂の手術は
痛くない?
手術は痛くない?
最大限痛みに配慮した治療を行っています
15歳以下の方の手術は、日帰り全身麻酔、それ以外は局所麻酔で行っています。
特に挙筋短縮術などの筋肉が関わる手術は術中に眼を開けていただき、定量が必要になるため局所麻酔である必要があります。そこで当院では、痛みや不安を少しでも軽減するために、笑気ガスや静脈麻酔を組み合わせ、呼びかけで反応できる程度に眠ってもらいながら、手術を行います。
痛みの少ない治療を目指して
鎮静
鎮静とは意識レベルを低下させて、痛みや恐怖感を和らげることを指します。また鎮静に使用する薬剤には投与が簡単で安全なガスと、投与時にモニタリングを要する注射薬があります。これらを手術の難易度や手術時間に応じて使い分け、手術中の痛みや不安を出来るだけ取り除くように心がけています。手術中に眠ってしまう方も多くいらっしゃいますので安心して治療を受けてください。
日帰り全身麻酔
眼窩骨折や眼窩腫瘍などの疾患では、局所麻酔と鎮静だけでは痛みを完全にとることが難しいため、全身麻酔での手術を行います。当院では手術侵襲の少ない切開方法で手術を行うため、ほとんどの場合、早期の離床が可能です。このため大部分の全身麻酔での手術(眼窩骨折や眼窩減圧など)の後は当院の回復室で1~2時間お過ごしになり、その後帰宅していただいています。
眼瞼下垂かどうかセルフチェックしてみましょう
眼瞼下垂の原因としては、先天性眼瞼下垂、加齢、コンタクトレンズ使用、花粉症やアトピー性皮膚炎などでまぶたを強く擦ることの多い場合、眼科手術後などがあります。セルフチェックの方法としては、鏡を見ながらまばたきをして、「黒目がまぶたで隠れていないか」「おでこのしわがないか」、「眼を開けたときに眉毛が上がっていないか」を確認してみてください。
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公開日:2021.11.02
最終更新日: 2024.04.10
麻酔について
当院での手術・処置は出来るだけ痛みを少なくするために、局所麻酔であっても点滴から鎮静の薬剤を使用し、笑気麻酔も併用しています。
痛みの少ない治療を目指して
鎮静
鎮静とは意識レベルを低下させて、痛みや恐怖感を和らげることを指します。また鎮静に使用する薬剤には投与が簡単で安全なガスと、投与時にモニタリングを要する注射薬があります。これらを手術の難易度や手術時間に応じて使い分け、手術中の痛みや不安を出来るだけ取り除くように心がけています。手術中に眠ってしまう方も多くいらっしゃいますので安心して治療を受けてください。
日帰り全身麻酔
眼窩骨折や眼窩腫瘍などの疾患では、局所麻酔と鎮静だけでは痛みを完全にとることが難しいため、全身麻酔での手術を行います。当院では手術侵襲の少ない切開方法で手術を行うため、ほとんどの場合、早期の離床が可能です。このため大部分の全身麻酔での手術(眼窩骨折や眼窩減圧など)の後は当院の回復室で1~2時間お過ごしになり、その後帰宅していただいています。
全身麻酔料金
全身麻酔110,000円
遠方からお越しの方へ
遠方の場合や両眼手術の場合など、特に安静が必要な場合には近隣の病院もしくはホテルを手配いたします。どのような場合にも緊急連絡が出来るようにしています。
麻酔の種類
麻酔クリーム
誰にとっても注射の痛みはいやなものです。当院では注射前に麻酔クリームを皮膚に塗り、また一般的に使われている注射針より細い 注射針を使うことで、針の刺入時の痛みを和らげます。
笑気ガス
笑気ガスは最も安全な麻酔ガスで、鎮静作用に加えて鎮痛作用を持っています。つまり笑気ガスを用いればリラックスすると共に痛みを感じにくくなります。鼻から笑気ガスを吸入し2、3分ほどで効果が表れますが、笑気ガスを止めるとすぐに元の状態に戻ります。ほぼ全ての手術で使用しています。
局所麻酔薬
手術時には痛みを取るために局所麻酔薬を使用します。
最大限の効果を得るために知覚神経の走行に配慮した麻酔を行います。
さらに注入時の痛みをとるために緩衝剤を使用してPhを整えています。
静脈麻酔薬
強力に手術時の不安を取り除く場合には、静脈麻酔を使用します。手術前に注入すると眠くなり、気づいたら手術が終わっていたという方々も多くおられます。鎮静中は酸素チューブを口の周りに置いておきます。
全身麻酔
眼窩の手術など深部の手術の場合には、局所麻酔だけでは痛みや不安が取り切れないため、全身麻酔で行います。また小児の場合にも可能な限り全身麻酔の適応を検討します。当院では認定医の資格をもち、多数の経験のある麻酔科医が全身麻酔を担当します。
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公開日:2019.02.04
最終更新日: 2024.04.10
全身麻酔手術のリスクを
正しく理解していますか?
全身麻酔手術にもリスクはある
手術や麻酔は、気を付けていたら必ず安全に終わる、というものではありません。
例えば全身麻酔を行って、その間に死んでしまう可能性もあるため、全身麻酔の前に常に患者さんに説明をさせていただいています。全身麻酔を怖がる方もいますし、お子さんが手術必要であった場合に親御さんが躊躇する場合もあります。
麻酔科学会の調査によると、100万人に1人と低い確率
ただ麻酔をかけたことに起因する死亡率は麻酔科学会の調査によると全身が健康であれば100万人に1人しかありません。高血圧などの軽度の全身異常がある場合は100万人に6人です。
宝くじの場合は、10万人に1人の確率
宝くじで1000万当たった人は少ないと思いますが、それでも10万人に1人だそうです。
全身麻酔で死ぬ確率がいかに低いかがお分かりだと思います。
ちなみに1億円の宝くじは500万人に1人。東京ドーム満杯を100回くらいしてその中の1人だけしか当たらないようです。
交通事故の場合は、10万人に2.79人の確率
これに対して2018年の交通事故死亡者数3532人、人口10万人あたり2.79人だったようです。
これは年間の数字ですから、一生でどのくらいのリスクなのでしょうか。
現在の平均寿命は84.2歳(2016年)ですから、2.79×84.2とすると235人となります。
つまり人口10万人あたり235人が交通事故で死ぬのです。1万人あたり23.5人、1000人あたり2.35人、426人に1人が一生のうちで交通事故死するということです。かなり多い人数だと思いませんか??そして、このリスクをどれくらいの人が認識しているのでしょうか?
全身麻酔でそのまま死んでしまう確率は?
全身麻酔で死んでしまう確率はかなり少ないと言えます
全身麻酔で死んでしまう確率はかなり少なく、交通事故死の可能性の2000分の1程度だということになります。
飛行機に乗ると、墜落が怖い、という方もいらっしゃると思います。それでも海外に行きたいときはどうしても飛行機に乗らないといけませんよね。航空機事故の事故死率はなんと470万分の1だそうです。
全身麻酔は、過度に怖がる必要がないということがお分かりいただけたでしょうか??
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