公開日:2020.12.04
組織のトップとは
組織の長になったのは、3年半前の4月です
それまではある程度自由に働ける医師と言えども
雇われの身であったのは間違いありません
組織の長になってみて初めて
思ったこと、経験したがいくつかあります
それを今回は書きたいと思います
まず思ったのが、日々トラブルが続くということ
特に開業当初はそれこそ毎日トラブル続きです
トラブルには解決策が必要になりますから
毎日のように解決策はどれか、の判断をしなければなりません
まるでカヌーやラフティングのようにオールをこぎ続けなけば転覆してしまうのです
(やったことありませんが、あくまで例えです)
やってみるまでは、こんなに頻繁に判断を迫られるとは思っていませんでした
次に思ったのは
人の悪いところを見てはだめで
人の良いところを見なければいけないということ
どういうことかというと仕事がそれほど優秀ではないAさんがいたとします
一方で仕事が出来るBさんがいたとして
すごい優秀で素晴らしいと思ったとします
で、人間関係のトラブルが起こった時に
Bさんはトラブルを聞きつけて周囲に火をつけて回り組織を壊そうとする
一方でAさんはそういう動きに加担せず、鎮火しようと努力する
組織にとって必要なのはどちらだと思いますか?
組織に必要なのはAさんであって、Bさんがいると組織がダメになっていきます
仕事の能力値だけを物差しにしてはいけないのです
時間が経てば、自ずと仕事は出来るようになるのですからね
組織のトップに必要なのは、スタッフの全員が全員、良いところと弱点を持っているということに留意した上で
組織を固めて行こうという人は応援し
組織を腐らせようという人は退場してもらう
(当院からいなくなった方々はそういう人たちばかりです)
そこを能力値で判断しないということを学びました
最後に、これは西野亮廣さんのブログでも書かれていたことですが
「スタッフの意見は聞く、だが決定はトップが行う」です
組織を、船に例えましょう
僕は船長の役割です
スタッフは僕が選んで各所に配置しています
スタッフの役割はさまざまです
エンジンなどの機械を担当する機関士
行く方向があっているかを計算する航海士
乗客の世話をするスタッフ
掃除をするだけの人もいるかもしれませんね
料理を作る人や
料理を運ぶ人も必要です
船長の一番の役割は何だと思いますか?
それは、、、、
みんなを安全に目的地まで辿り着かせることです
当たり前ですが、ここが雇われの身であった時との大きな差になります
船の旅には、リスクがつきものです
嵐や台風に遭遇して沈没してはダメですし
水と食料が無くなって、全員が餓死しても困ります
そのためには自分の場所を把握し、目的地に着くまでを厳密に計算しなければならない
とにかく目的地までみんなをリスクにさらさずに連れて行くこと
それが第一の役割なのです
そのためにはいろいろな情報を活用します
今の時代なら衛星がありますから衛星画像が欲しい
それから専門家の天気予報なんかも欲しいですね
周辺の国々で政情不安や戦争になってないかの情報も欲しいし
海賊が出る海域なんかがあるようならその情報も欲しい
とにかく周囲の情報を集めて
それを元に目的地に連れて行く
そういうのが一番の仕事なのです
でももちろん組織ですからいろいろな立場の人がいろいろな主張をする
航海士はこのまま進むと嵐にぶち当たるので進路を変えろというし
機関士はこのままだと燃料が持たないので進路を変えろというし
料理長は水と食料がなくなってしまうので進路を変えろというし
スタッフ同士のケンカの仲裁だってやらなければなりません
雇われの身だと、当たり前ですが自分の考えを主張するのですね
船長は違います
全員を、無事に、目的地に連れて行かなければならない
つまり、スタッフと船長はその立場が異なるのですね
船長の仕事は、最終判断を下すことにあります
だから全員が良いところに行くために
スタッフ個人個人の悪いところは見ず
それぞれの意見も聞きながら、最後決定は自分の責任で行うのですね
これが組織のトップになってみて経験した分かったことです
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2019年手術実績 3850件(2019年1-12月)
現 涙道涙液学会 理事
元 群馬大学 非常勤講師(2014-20)
元 帝京大学 非常勤講師(2017-19)
元 アジア太平洋眼形成学会 理事(2010-18)
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
https://www.oc-tokyo.com/wp/
MAPはこちらhttps://goo.gl/maps/FHdXKbJWcGtzU2fs6
新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
027-288-0224
http://www.kashima-oc.com/
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2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら
https://youtu.be/kxH9sgrlt0A
OurAgeに特集していただきました
https://ourage.jp/column/karada_genki/more/187841/
バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」
https://oculofacial.page.link/FoB
現物
https://oculofacial.page.link/pamphlet
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https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS
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公開日:2020.12.03
国内留学のお題
前回のブログの続きになります
せっかく3か月も国内留学するのであれば
その間に、群馬にいなければ出来ないことをしてもらおう、と思いました
群馬ならではのもの、、、、、
そこで思いついたのがこちら
“伊香保温泉日本の名湯”
これ何だかわかりますか??
群馬県民ならわかります
というか群馬で小学生時代を過ごした人なら分かる
これ、群馬県独自のかるた“上毛かるた”の1つなんです
いろはの順であるのですが、それぞれ群馬にちなんだ札になっています
さっきのは“い”の読み札なんです
他にも例えば
“め” 銘仙織り出す伊勢崎市
銘仙というのは明治から昭和にかけて女性のおしゃれ着や普通着として普及した着物で、昭和初期の銀座では、女性の約半数が着ていたとされています
その主な産地としては、伊勢崎、桐生、足利、秩父、八王子が挙げられ、合わせて銘仙5大産地と呼ばれているそうです
あと、例えば
“や” 耶馬溪しのぐ吾妻峡
耶馬渓は大分県にある日本一の景観とされる渓谷ですね
日本三大奇景の1つとされています
いつか行ってみたいものです
吾妻渓谷は、関東の耶馬渓と称される渓谷です
群馬県民が自ら耶馬渓よりも吾妻峡の方がすごい、と詠んでいるのかと思ったら
どこかの歌人が言ったとか言ってないとか
群馬県民なら小学生のときにほぼほぼ必修でやらされるので
みんな知っているのです
僕は市川市幸小学校だったので、もちろん知りませんが
群馬大医学部に入って、県内出身者が盛り上がっているのを聞いて
上毛かるた?なんだそれ??でした
群馬県民ならではの文化なんです
だから留学のスタッフには3か月の間にこれを憶えてもらい
最終日にテストして憶えられていたら無事留学終了にしようかなと
そしてそういうイベントって
人生の中でありそうで、無いものなので
長い人生を考えたら、そんなことが思い出としてあっても良いのかなと思っています
ただスタッフに言うだけだと、ただのパワハラ上司なので
だったら僕も憶えることにします!!!!
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2019年手術実績 3850件(2019年1-12月)
現 涙道涙液学会 理事
元 群馬大学 非常勤講師(2014-20)
元 帝京大学 非常勤講師(2017-19)
元 アジア太平洋眼形成学会 理事(2010-18)
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
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2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら
OurAgeに特集していただきました
ついに眼症の手術を受ける/甲状腺疾患で涙目、眼球突出に! 50代ライターのバセドウ病眼症闘病記④
バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
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公開日:2020.12.02
スタッフの国内留学
僕はいままでに数か所の留学を経験しています
2007年の聖隷浜松を皮切りに
2014年はソルトレークシティ
2015年から2016年はロサンゼルスに行きました
そうして留学を経験すると分かることがあります
どこかの常識というのは、他の場所では非常識になります
例えば、、、、
日本では、皮膚をメスで切るのが常識ですが
米国では最初からハサミを使います
日本でハサミを使って皮膚を切ったら、怒鳴られます
日本では眼窩手術も涙道手術も入院して全身麻酔で行いますので患者さんは大変ですが
米国では完全に日帰りです
米国のゴミ収集は専用の容器に入れて各家庭の前に出しておけば回収してくれますし
粗大ごみは、家の前においておけば誰かが持っていくのでラクチンです
(留学から帰国する時にアパートの前に家具を出して置いたら1時間で全部なくなりました)
そうやっていろいろなことを経験すると
僕らが常識と考えているもの・ことを固定観念で見ずに
本当は違うのかもしれないな、とある意味疑いの目で見ることが出来るようになります
で、そのような留学の経験って、巷にはほとんどありませんよね
身の回りに留学したことある人います??
ほとんどいないはずです
開業前に考えていたのですが
全国に分院が広がったら医師もスタッフも分院間で留学させたいなって思っていました
短期的に他の組織を体験すると
他の常識に触れて一段上のレベルになるからですね
最近までそれを忘れていましたが、最近思い出したのです
というのも現在、千葉駅周辺に分院を出そうと計画中で
そのために東京院の採用を増やしているので
つまり東京には2つ分のスタッフがいることになります
そうするとどうしても人が余ります
それはそれで非効率的ですが楽しいので良いのですが
これを千載一遇のチャンスと捉えて
何か出来ないかなと思ったのです
それから以前のブログで採用の話もしましたが
当院は基本的に中途採用なのです
前に嫌な思いをして転職した人の方が
良い職場を作ろうと思ってくれるという信念からですね
そんな中、2人だけ新卒で入ったスタッフがいます
2人ともお嬢様短大出で、20歳そこそこ
ほとんど人生経験がありません
だからこそ、より成長してもらうために違う組織も経験して欲しい
だからこその留学
東京から群馬へ
1人あたり3か月の国内留学です
さあ、何が起きるのか
果たして成長するのかしないのか
ただ留学するのも面白くないので
2人にはお題を出したいと思っています
その話は次のブログで、、、、、、、
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2019年手術実績 3850件(2019年1-12月)
現 涙道涙液学会 理事
元 群馬大学 非常勤講師(2014-20)
元 帝京大学 非常勤講師(2017-19)
元 アジア太平洋眼形成学会 理事(2010-18)
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
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2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら
OurAgeに特集していただきました
ついに眼症の手術を受ける/甲状腺疾患で涙目、眼球突出に! 50代ライターのバセドウ病眼症闘病記④
バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
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公開日:2020.12.01
全身麻酔のリスクと安全性
全身麻酔のリスクと安全性
当院では年間500件程度の手術を全身麻酔で行っています
全身麻酔のイメージってどんなですか?
患者さんでも、親御さんでも「全身麻酔は怖い」って言われることが、たまにあります
医療を行う側から言えば、怖いイメージがどこから来るのかが分かりません
実際に危ないことはほとんど無いのです
医療はリスクゼロではないので、100%ってことは言えませんが99%安全とは言えます
当院で麻酔をかけてくれる麻酔科のドクターは3人いるのですが
そのうちの1人の木村先生に講演動画を作っていただきました
内容をみて頂くと分かるのですが
いままでにトータルで1280名の全身麻酔手術を行いましたが
誰一人として他院に緊急搬送が必要になった方はいらっしゃいません
かなり安全なものだということが分かって頂けると思います
手術当日の流れについての動画も作ってあります
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公開日:2020.11.25
最終更新日: 2024.03.01
どんなスタッフを採用しているのか
当院のクリニックのスタッフには大きく分けて4種類の職種があります
・看護師
・視能訓練士
・医療事務
そして、あたりまえですが、医師ですね。
そのうち、看護師と視能訓練士と医師は資格職なの。採用する時は、職務経歴やキャラクターから判断します。
仕事を行うのに支障がないかどうか、他のスタッフと仲良く出来るかどうか
そういうものを見るのですね。
一方で無資格である医療事務の採用はどうか
普通、クリニックだったら、他での医療事務経験があるかどうかで判断すると思います。
経験があれば、すんなりと仕事に入っていけますからね。
ただ、当院の医療事務の採用は変わっていまして、、、、、
というのも、他所の眼科で扱っていない診療内容なので前の経験が活かせない(笑)
どっちにしてもゼロからの積み上げになってしまう
となれば、医療事務経験、なくていいんじゃないの?というのが僕の考え方2つのクリニックで医療事務が15名いるのですが前職が医療事務だったのは、たったの1名だけ
その他の人はすべて医療事務以外です。
前職の経歴も千差万別
・ホテルマン
・社長秘書
・銀座の高級クラブのスタッフ
・エステティシャン
・アナウンサー
・英会話講師
・CAさんもいますネ。
いろいろな職種の人が入ることでいろいろな場面に対応が出来るし
何よりも面白いじゃないですか。僕が医師になっていなかったら他の職業についていたら
そんな疑似体験が出来るような気分になる。
医学部に入って25年。
医療の業界にそれだけずっと浸っていると、周囲は医療関係者ばかりになってしまうのです。だからこそ他業種の話を聞きたい。前にいたのがどんな業界なんだか教えて欲しい。
みんな転職を決意したので当然ですが、前職をイヤになっているので、前職のどこがダメだったかを教えてもらえる。
そうすると、そうではない業態を目指せばよいのだと感じられますし、当院の現状の従業員への待遇が良いことが分かりますから嬉しくなりますからね。
そういう目線で他の業種を見ると、労働条件がブラックなところばかり。
・サービス残業当たり前
・土日出勤当たり前
・安月給当たり前
ホント、日本にブラック企業が溢れているのが分かりますネ。
顧客と、従業員と、組織。
すべてがウィンウィンになれるような仕事の仕方をしたい。そういう組織が日本に増えて欲しいと思っています。
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2019年手術実績 3850件(2019年1-12月)
経歴
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
医院名
オキュロフェイシャルクリニック東京
住所
中央区銀座1丁目ビル8F
電話番号
03-5579-9995
公式サイト
こちらから
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バセドウ病眼症への治療についての動画
2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら
OurAgeに特集していただきました
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現物
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公開日:2020.11.22
最終更新日: 2020.11.28
”夢を追いかけているキミへby ニシノアキヒロ”
リブログ続きですね(^_^;)
前回は西野亮廣さんのブログをリブログしましたが
今回は1年前の西野亮廣さんの本に書かれていたことを書いたブログのリブログです
(なんのこっちゃ)
本当にここに書いてあることそのままなのですが
先駆者は足を引っ張られつづけます
先駆者がやろうとしていること
勝手にやらせておけばいいのに
それを遠巻きに見ている人たちは足を引っ張ろうとするのです
言い方を変えれば
時代が前に進んでいくと
まるで津波で浸水した土地のように、水面下に沈んでしまうところが出てくる
そういう土地には住まない方が良いですよ、と言っても
その土地に住んでいる人からすると
その助言自体が迷惑なので、発言をやめさせようとします
それでも津波が来ることが分かっているから僕は発言をやめません
そこにいたら彼らが死んでしまうから
そうするとオオカミ少年のように扱われてしまいますが
そんなことで口をつぐんで
津波でその場の全員が死んでしまうよりもいいじゃないですか
時代は必ず前に進みます
子供のころにあった黒電話や電話ボックス、テレホンカードは時代の遺物となりました
何か策を練っていたら、まだそれらが残っているという未来があったのかというと
そんなことはないのです
川の流れを止められないように、時代の流れには抗えないのです
眼窩手術も同様です
世界では、皮膚を切らずに、骨をいじらずに、低侵襲で手術をすることが出来るようになっています
それが常識
それが日本では、異端扱いされます
皮膚を切り、骨を切るのが、王道だ、と言われる
いやいや、30年前は世界的にそれが王道だったかもしれませんが
もうすでに世界的にそれは王道では無くて
廃れた黒電話みたいな技術になってしまっている
世界中を自分のお金と時間を使って見て回ってきた僕からすると
(米国留学1500万くらい使いました)
進化を拒否し、患者に負担を強いていることに
むしろ罪悪感を憶えて欲しいし
四の五の言わずにお前も海外行って見てこいよって思う
どストレートに正面切っていうと、角が立つので言わないですけどね
そのかわりに、ブログに書いてストレス発散、というオチでした(笑)
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2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら
https://youtu.be/kxH9sgrlt0A
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