公開日:2021.02.20
最終更新日: 2024.01.29
紹介状を書かない病院に起きること
「紹介状を書かない病院に起きること」とは?
ある病院に通院している患者さんのブログを見ていたら、転院したいと伝えたところ、担当医に「紹介状は書かない」と言われたと書かれていました。
こちらのブログ
紹介状を書かない、ということはどういうことなのかを書きたいと思います。
まず患者さんの医療に関わる情報は、患者さんの個人情報です。
医療機関のものではありません
患者さんは自分自身の情報を知る権利があります。
だから医療情報を医療機関が独占して外に出さない、という権利はありません。
当院では患者さんから「昔の写真欲しい」とかって言われたら、「どーぞどーぞ」って言って持って行ってもらいます。
流石に何百枚も全部欲しいと言われたらカラー印刷代実費で貰いますけどね。
患者さんの医療情報は、患者さんのもの、これが第一点。
それから医者としてどうなのか、なんですが、以前も広島の医療機関で紹介状を書かないって言われた人が居たって話を書きました。
こちら
医者は入職してまず教わる基本的な事柄の1つが紹介状の書き方です。
基本的に医師同士の情報伝達を妨害してはいけないのですね。
これは本当に基本の基本
医者にとって守らなければいけない法律のようなものです。
患者の求めがあれば紹介状を書くこと
次の医療機関に行っても、滞りなく治療を受けられるように
本当に基本的な事なのです。
一般の皆さんで言えば、刑法みたいなもんです。
紹介状を書かないということは、そういう医者としての倫理的なことに違反しているということ。
次に患者さんの権利の問題があります
患者さんは自分で医療機関を選び、自分で治療法を選択する権利があります
これはリスボン宣言というもので日本医師会も批准しているものです
患者の権利に関する医師の行動規範のようなものです
繰り返しますが、患者さんは自分で医療機関を選び、自分で治療法を選択する権利がある
これにも違反しています
こんなことをして、誰が得をするのか
患者さんは前医からの情報が次の医療機関へ受け継がれませんから
不利益しかありません
前医は、患者さんの権利を踏みにじり不利益を押し付けている
これが3つ目
そしてその結果起きることの意味を考えて欲しい。
昔は情報伝達が十分ではなかったので、その道の権威とされている媒体や組織が重要でした。
そこからしか情報が入手できなかったので、そこに人が集まっていたのですね。
大学病院、名医について書いてある本、テレビ番組
なんかがそうですね。
自転車の車輪に例えてハブアンドスポークなんて言い方もされます。
情報は中央集権的であったのです。
それがインターネットの発達によって、中央集権的な構造が崩れ、個と個が直接つながれるようになってきました。
そうすると探せばかなりの情報は個人個人で入手できる。
こういうブログの記事みたいに患者さん個人個人が発信できる時代になってきたのです。
そうなると良い治療をしている病院への賛辞が増え、悪い対応をしている病院への悪意も増えます。
その結果、良い病院には患者が集まり、悪い病院の患者は減ります。
いまは病院にかかる高齢者はネットを使いこなせていないかもしれませんが、今後10年でこの傾向はどんどん加速する
バセドウ病眼症は若い年代に発症する病気なので、時代を先取りしているのですね。
患者さんにとっては良い時代。
権威にあぐらをかいている対応の悪い病院にとっては悪い時代かもしれませんが、それは自業自得だと思います。
そもそも自分が勉強しないのが悪い。
僕は眼窩手術で日本で一番の症例数がある聖隷浜松病院で修業し、眼窩手術で世界一有名なUCLAのゴールドバーグ先生に師事しました。
だから眼窩手術で国内で同じ位置にいる人はいません。
で、いつもブログで書いていますが、眼科医に僕の知識・経験のすべてを教えたいと思っている。
師匠たちに教えてもらったことは次世代につながないといけないという義務感・危機感があります。
このまま僕が死んだら、僕が学んだ世界の最先端の技術は日本から無くなってしまう。
だから当院では眼科医の見学・研修はウェルカム
断ることはありません
僕の診察を受けた方は分かるかもしれませんが、
後ろに何人かいることがありますが、あの人たちが見学のドクターなんですね。
前医の先生だって、教えて欲しいと言われれば教えてあげるのに、と思っています。
自分の権威としてのプライドと患者さんの利益を比べて、自分のプライドを選び、その結果、ネット上に悪評が残る
めちゃくちゃ悪循環じゃないですか
もー本当に何やってるんすか、パイセン!!!って言いたい(笑)
先達のことは尊敬したい気持ちはあるんですが、今回のことは尊敬できません!
あ、そうそう、患者さんの情報を公開せず、不利益を強いるような医者がいたら、保健所に相談してみるのが良いと思います。
すぐに対応が変わると思います。
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公開日:2021.02.15
最終更新日: 2021.04.07
批判しかしないマスコミ
批判しかしないマスコミ
東京オリンピックの会長の森さんが辞任しましたね
ご自身の発言が招いたこととはいえ
批判が凄すぎたのではと思います
まさにイジメのようでした
教室の中で数人からのイジメでも自殺する人もいるのに
日本中の数千万人から叩かれるというのは本当に酷い
自殺してもおかしくなかったくらいだと思います
では本当に自殺してもおかしくないくらい酷い発言があったのか
マスコミが批判することの検証をしてみたいと思います
こういうのはまず原典に当たるのが大事なのです
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これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは文科省がうるさくいうんですね。だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言いますが、ラグビー協会は今までの倍時間がかる。女性がなんと10人くらいいるのか今、5人か、10人に見えた(笑いが起きる)5人います。
女性っていうのは優れているところですが競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局女性っていうのはそういう、あまりいうと新聞に悪口かかれる、俺がまた悪口言ったとなるけど、女性を必ずしも増やしていく場合は、発言の時間をある程度規制をしておかないとなかなか終わらないから困ると言っていて、誰が言ったかは言いませんけど、そんなこともあります。
私どもの組織委員会にも、女性は何人いますか、7人くらいおられますが、みんなわきまえておられます。みんな競技団体からのご出身で国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかりです。ですからお話もきちんとした的を得た、そういうのが集約されて非常にわれわれ役立っていますが、欠員があるとすぐ女性を選ぼうということになるわけです。
(スポニチアネックス)
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解説をすると第1に文科省の提言で、女性理事を4割以上という目標があるのだけどそこに至っていないということの反省が根本にあるのです。25名の理事のうち5名が女性であり、2割しか到達していないということ
第2に、女性の場合には発言が多く長くなるので一人当たりの時間を確保して区切っていくことが大事と誰かが言っていたということ
第3に組織委員会の女性の方々は世界の第一線で活躍してきた方ばかりでとても優秀なので欠員が出たらそのような女性を選んでいこうということ
どうですか?
そこまで酷い発言内容でしたか??
以前首相だった時の辞めさせられ方を知っている人間としては
森さんの脇が甘かったのは事実ですが
そこまで日本中からバッシングされるほどの発言とは思えない
これ、最初に報道したのが朝日新聞らしいのですが
実は朝日新聞は第一段落を削って報道しているのです
そしてそもそもの女性蔑視発言とされた部分は引用です(笑)
最初の文科省の提言についての言及がなければ
いきなり女性蔑視であるかのような文章を作ることが出来る
そういうトリックを使って、ドラゴンボールの元気玉のように世の中から批判を集め
バッシングを作り出した朝日新聞
朝日新聞は従軍慰安婦の時にも同じことをしています
吉田清治という嘘つきの話を聞いて記事にして
存在していなかった問題を作り出した
朝日新聞の記者がサンゴ礁に文字を刻んで
サンゴ礁にキズをつける悪い奴がいる、というウソ記事を書く
僕はマスコミのこういう姿勢に心底嫌気がさします
ちょっと前は菅首相や政府がその矛先でした
Go Toの批判も酷かった
Go Toで増える交通量は、全交通量の1%しかない
だから感染拡大を悪化させる効果なんかほぼ無いのです
そんなことはマスコミは報道しません
マスコミは批判する対象を常に探しているようです
まるで批判するのが仕事と思っているようです
そう考えると常にネタを嗅ぎまわり
怪しいところがあると噛みつくハイエナのように思えてきます
でも批判ばかりする連中は、この世の中に不要です
パチンコ屋やヤクザよりも悪い
以前からこのブログでお伝えしていますが
内に向けた批判は、その組織を弱体化させます
だから同僚や同胞に向けた批判は、日本という国を弱体化します
そもそも日本はどういう国なのかを考えて欲しい
アフリカで生まれた人類が
徐々に徐々に移動してきて最終的に住み着いたのが日本です
争いに強ければその土地に残れば良いのですから
争いを避けてこの土地に住み着いたのが日本人です
逆にアフリカ人は肉体が強いので逃げる必要が無かったと言えます
黒人の身体能力が高いのは皆さんご存知の通り
聖徳太子の十七条の憲法の第一条にある言葉が有名です
第一条 和をもって貴しとなす
これが制定されたのが西暦604年です
1400年以上前から、和を以て貴しとなす、を大事にしてきたのが日本人です
僕は海外にも住んだことがありますから
海外との違いを良く考えるのですが
日本人の良さって、リーダーとか目上の人に従うことです
不必要なくらい従順なのが日本人の良さ
まあそれが欠点でもあるんですがそれは置いといて
最近の報道を見ていると
誰しもが誰かしらの批判をしている
マスコミがやっている大きな間違いを
個人個人が後追いしているように見えます
人の批判や、バッシング、最終的に何が残るのでしょう
森さんをやめさせて、菅首相を引きずりおろして
最終的に何が残るのでしょう
そしてこれが無限に続けば
それこそ荒野しか残らないのです
人材は枯渇し、リーダーになろうという人間はいなくなります
今マスコミがしている批判は
必ず国をダメにする
僕にはそういう危機感が凄くあります
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公開日:2021.02.04
最終更新日: 2021.04.07
男女の役割の違い
当院のスタッフ向けに
男女の役割とその違いについてのスライドを作っていたところ(なぜ?(笑))
面白い記事を見つけたので、ここでご紹介しますね
男女平等って言われるけど
人権や期会については平等でもいいと思うのですが
身体的特徴から分かる通りなのですが
幼児期の遊び方も男女で全く違いますし
男女って、生まれながらにして違う生き物であって
そのギャップを埋めるのって、正直無理だと思います
だから必要なのは、お互いの利点・欠点を分かること
違う生き物だから考え方も違うって、理解することだと思います
こちらの記事をご覧ください
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公開日:2021.02.03
最終更新日: 2021.04.07
土合駅知ってますか?
土合駅、知っていますか??
院内サークル活動報告のつづきです
土合駅ってご存知ですか??
知らない方も多いのではないでしょうか
群馬県民でもあまり知られていないスポットです
日本一のモグラ駅として売り出し中
土合駅
前から知ってはいたのですが
単純に階段降りるだけのイベントならあんまりおもしろくなさそう
ですがこのサークルのテーマは
“恋人とか家族とはいかない場所に行ってみる”です
だから土合駅はぴったりの目的地
前回のスノーキャニオニングの帰りに寄ってみたのです
で行ったのですが、地底に降りる階段の迫力といったら!
まるでSF映画のセットの中にいるような感覚になりました
1人だったら、とてもじゃないけど行く気になれなかったですね
鹿嶋が追いついて、ほれ降りろと促してやっと降り始めます🤣
ではなんでこんなところに地下ホームが出来たのか
気になって、調べてみました
その昔、もともと群馬から新潟に抜けるためには
長野経由でしかルートが無かったのです
ただし大きな迂回が必要となっていたため
上野から新潟まで行くのに11時間かかっていたとのこと
第二次世界大戦前の1931年、三国山脈を越えて群馬から新潟に抜けるルートが完成します
このころに出来たのが地上の土合駅です
この頃は地中をずっと掘り進む技術がなく
出来るだけ地上を走るルートを作るしかありませんでした
そうなると平地から越後湯沢の標高の高いところまで一気に登らなければならないので
勾配がかなり急だったのですね
その頃に出来たのが清水トンネル
山の中をループする珍しいトンネルです
急勾配になってしまうので、ループで距離を稼いでなんとか登れるようにしたという先人の知恵が詰まっています
1931年の上越線の開通後は、上野から新潟間は7時間に短縮されたようです
このルートは単線であったので上下線の通過待ちが長く
それほど本数が無かったようです
トンネルを大きく作る技術が無く
複線化出来なかったのでしょうね
終戦後しばらく経って
複線化の計画が出ます
その頃には長いトンネルを掘る技術がありましたので
麓から山の中を貫いて勾配が急ではない坂道を作ることが出来ました
地中を掘って、なだらかな坂道を作って新潟に向かうようにしたのです
当たり前ですが長くトンネルを掘っていくとなると
地上からはかなり深いところになってしまいます
その頃に出来たのが地中の土合駅で、1967年に開通しました
群馬から新潟に行く時に停車するのはこの地中の土合駅です
急勾配を避けてトンネルを掘ったので山を登る下り線がここに停まるのですね
その一方で新潟から群馬にくる列車は三国山脈を駆け降りるだけですから
急勾配でも関係ありません
しっかりブレーキかかればそれでよい
だから1931年に開通した路線をそのまま使っているのです
地上の土合駅はそうして残ったままなのです
本当に映画のセットの中にいるような体験が出来ます
帰りは、爆睡でしたね
その後、大とろ牛乳とかコーンスープとか焼肉に寄ってから帰りました
クリニックから1時間くらいのところにあるので興味のある方は是非行ってみてくださいね
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公開日:2021.02.02
最終更新日: 2021.04.07
スノーキャニオニング
スノーキャニオニング
スノーキャニオニングってご存知ですか?
たぶんほとんどの方がご存知無いと思います
キャニオニングは谷川を散策するようなことを指しますが
スノーキャニオニングは、それを雪山でやるんです
群馬県の水上に拠点があるのですが
日本初、どころか世界初だそうです
世界初スノーキャニオニング
実は日本というのは世界有数の降雪地域なんです
みなさん、日本が降雨量が多いということは知っているけれども
降雪量も多いとは思っていない
カナダとか、ロシアとかのほうが降雪量多いと思っているでしょ??
でも、降雨量が多いということは、冬に氷点下に下がる地域では降雪量が多いということと同義なのです
実は日本は降雪量がかなり多い国なのですよ
雪でこれだけ遊べる国って実は珍しいのです
その上で、スノーキャニオニング
雪山に入って、雪の中を散策するようなイベントです
院内サークルの面々で行ってきました
最後にインストラクターと写真撮りました
ああいった、雪の斜面を滑り降りる、なんてのは
何メートルも雪が積もっていないと出来ません
だって岩が露出していたら、あぶないじゃないですか
だから絶対に露出していない、と思われるくらいの降雪量が無いと出来ないのです
とっても面白かったので、ご興味ある方は是非トライしてください
2月いっぱいまではやっているようです
3月は様子見てと言っていたので、2月がお勧めです
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公開日:2021.01.30
最終更新日: 2021.04.08
英語でのプレゼンテーション
英語でのプレゼンテーション
今週は学会があります
学会と言っても、国内と、海外、二つの学会が同時に開催されるのです
なんでこんな同時に、、、、と思います
だって、プレゼンテーション準備するのって大変なんですよ
特に英語となるとかなり長い時間準備に費やさなければなりませんから
1月初旬から、僕のアタマの中はプレゼンテーションを作ることでいっぱいでした
必死に作って
本番が昨日
午前中に国内の学会で二つの講演
夕方というか夜に、海外の講演
無事にやりきりました~~~
やはりZOOMでの学会は難しいですね
ちなみにチャットで流れてきたのですが
海外の学会の視聴者数、5000人を超えていたようです
オンラインになったことで
手軽にアクセスする人が増えているようです
コロナで飲食のような実体を伴う業種は痛んでいて
僕の心はすごく傷つくのですが
こうやって勝ち組になる業態もあるのでしょうね
勉強になります
それにしても、、、、
やっと終わった~~~~~!!!!(感涙)
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