公開日:2021.03.27
最終更新日: 2021.04.06
今年やらなきゃいけないこと
今年やらなきゃいけないこと
年が明けて、もう3か月も経過しましたね
この調子で時間が進むと、きっとあっという間に年を取るのだろうなあなんて感じます
群馬と東京、2つのクリニックを経営していかないといけないのですが
その他に新規でやらなきゃいけないと思っていることがいくつかあるのです
それを今回は紹介しますね
まず以前からお知らせしている通り、ひょんなことから鉄板焼きのオーナーをやります
テナントは契約してあって、いまはデザインの段階です
まずは図面をいくつか引いてみてもらって
その中から良い配置であるものを選びます
クリニックのデザインと同じ流れですね
いまその段階です
それから4月5月から勉強したいドクターが大量に増えます
その関係もあって大宮と千葉の物件を探しているのですね
いま賃貸の希望を提出している物件がそれぞれ1つずつあって
新築の物件で、竣工が11月なので開業は早くても来春以降になります
どっちが上がってくるのか、それとも両方とも同時に進めるのか
とりあえず、プロジェクトがもう2つあるのですね
まだやりたいことがあります
院内に飾っている写真があると思うのですが
なぜ写真を飾っているのか、これについてはまた別の記事で書きますね
院内の写真、実は季節ごとに変わっているのです
病院の絵画って、一旦買ったら閉院までそのまま同じものが飾ってあるところがほとんどです
しかも作家さんの個性がおどろおどろしいくらいに出るのが絵画なので
好き嫌いを生んでします
だから当院は写真にしてあります
しかもそれを四季折々で変化させているのですね
いまは桜がクリニックの廊下を飾っています
本当にきれいです
で当院自慢のこのシステム、仕事に出来ないかなあと考えているのです
医療機関向けに、四季それぞれで壁掛けの写真が変わるサービス
印象が良くなるのが分かると思いますし
患者さんも来院する楽しみがあると思うのです
このサービスをやる会社を立ち上げてみる
それからもう一つあるのですが、これはまだ秘密です
そう考えると、クリニックが2つ、事業が3つ
5つも新しいプロジェクトが進行中
うーん、今年もあっというまに終わるんだろうなあ、、、
戦々恐々です
小学校の時は1年があんなに長かったのに
大人になるって、怖いですね(笑)
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公開日:2021.03.25
最終更新日: 2024.03.13
見学の先生に伝えたこと
見学の先生に伝えたこと
数日前に見学の先生がいらっしゃいました。
僕のところには全国から見学の先生がいらっしゃるのですが、それは、日帰りの全身麻酔とか、結膜からの眼窩手術とか、大学病院でもやっていないレベルの医療を行っているからなのです。
見学にいらっしゃった先生はすでに開業してある程度成功しているので、あえて眼形成をこれからやる必要はないのですが、一般眼科やっていると、眼形成出来たら救える患者さんをかなり診ますからね
どんなことをやっているのか、勉強に来たのですね
誰かが見学に来た時は手術や診療など医学のことだけではなくて、いろいろな事を話すのですが、その先生がおっしゃっていたことをいろいろ否定してしまいました。
と言っても、その先生はとっても一般的なことを言っていたのです。
こんなことを言っていました。
老後に備えて資産を貯めておかないといかない
利益を出すために人件費は削りたい
手術だけじゃなく外来も頑張りたい
子供にクリニックは継がせるようにしたい
開業する医師が通常思うこと
どうでしょう?とても一般的なことだと思いませんか?
これは開業する医師が通常思うこと、そのものです。
でもそれを聞いて僕は全部こう返したのです。
1.老後に備えて資産を貯めておかないといかない
いまさらながらですが、医師に定年はありません。他の資格職と同様に好きな時まで、場合によっては死ぬまで働くことが出来ます。だから引退の時期を強く意識することってないのですね。
僕で言えば元気がなくなった75くらいとか80とかでしょうか。
手術は出来なくなっても、診断は出来ますからね。でもそこまで仕事一筋でやってきてるのに引退したらヒマでそれこそすぐ死にそう。
だから僕は手術が出来なくなっても患者さんと話していたいなと思っています。
引退なんかしたら、人生はつまらなくなっちゃうよってのが僕の考えなんですね。
だから引退なんかするなっていいました。
2.利益を出すために人件費は削りたい
当院では売り上げを出来るだけスタッフに還元しているのです。
いろいろな経営者がいて、いろいろな会社がありますから出来るだけ利益を取ろうという経営者がいてもいいと思います。
でも僕はスタッフに支えられない組織は崩れていくような気がするのです。
それでも医療機関は、スタッフの職種に絶対のヒエラルキーがあるので、崩れにくい組織ではあるのですが、スタッフの間に溜まった苦労があると最終的に弱いところにしわ寄せが行きます。
そして、一番立場の弱い患者さんにしわ寄せがいく、その結果として、クチコミが悪くなるという循環になる気がしています
だからこそ出来るだけ平面的で争いの無い組織を目指したいのですね
そのためにはスタッフの給料を出来るだけ削ったらダメで、むしろ歩合なんかを取り入れて出来るだけ稼いでもらうことが大事だと思っていますって言いました。
3.手術だけじゃなく外来も頑張りたい
一般眼科外来って、結構疲れます
眼科クリニックでそれなりに流行っているところは、外来だけでゆうに1日100名は来る、100名と、こんにちは、をするのって大変なんです。
全員が初対面ではありませんが、患者さんごとに症状や背景は違いますから、まずそのカルテを見ることから始めますからね。
診察1人ひとりで情報を刷新する必要があります。
それで言うと一日に何人もと握手するAKBのアイドルは大変だろうなあって思うのです
100人くれば、重い症状の方から軽い症状の方までいろいろな方が来ます。そうすると中には仕事の空き時間30分で薬出してほしいとか、コンタクトの処方して欲しいとかいう人も来ます。しっかり治してほしい人と、結構気軽な人が混じっているのですね。
気軽な人って自分の時間が空いた時に来ますから、17時以降にふらっと来院されることが多いです。そういう時に2時間とか待たせてしまうと簡単に☆1がつけられてしまう。
クリニックにとっては全然収益にならない患者さんなので、リスクばかり大きくてメリットが少ないのですね。
だから夕方から夜にかけての一般眼科外来はやらない方が良いと思っていて、受診した方はお分かりだと思いますが、僕は本当に治療が必要な人しか診ません。
そういう方は外来が混んでいても待ってくださるのですね
4.子供にクリニックは継がせるようにしたい
僕の両親は本当に普通です。父親は普通にサラリーマンですし、母親は熊本から高卒で上京して就職しています。その家庭から国立大医学部に入ることが出来ました。これって確率的にはかなり低いのです。
鹿嶋家を見渡しても、残念ながら医師はいません。鹿嶋家は、華麗なる一族ではないのですね。
周りを見てみると、群馬県の成功している開業医の先生方の中で、ご子息が4人いる医療機関が4つもあります。でそのABCD4つの医療機関の4人のご子息の中で医者になっているのは、それぞれ1人ずつしかいないのですね。
つまり医師の家庭に生まれたとしても医師になれる確率は4分の1しかないという事実、そしてそのうちなんと、Dはご子息が医師になったにも関わらず親と違う専門を選んだのです。
他の事例で言えば、大塚家具のお家騒動とか、ソニー創業者の盛田さんの長男の放蕩とか、大王製紙の御曹司のカジノ通いなんかを見るとわかりますが、親の思惑と、子供の思惑は決して一致しないのだということが分かります。
子供の立場になってみたら、親がこれをやっているからお前もこれをしろ、なんていうのは親子関係におけるパワーハラスメントにしか見えない
、だから子供には僕がしてきたように、勝手気ままに自己責任で生きて欲しいのです。
だから子供にクリニックやお金を残そうって思っていないのですね。
こんな感じでずっと見学の先生の考えを否定しつづけた1日でした。
見学の先生にはつらかったかもしれませんが、眼科医の見学はいつでもどこでもウェルカムです(笑)
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公開日:2021.03.21
最終更新日: 2021.04.07
眼瞼下垂のホームページを更新しました
眼瞼下垂のホームページを更新しました
眼瞼下垂って言葉をご存知でしょうか?
まぶたのことを医療用語で眼瞼って言うのですね
で、この眼瞼が下がってくる病気のことを眼瞼下垂と言います
眼瞼下垂には大きく分けて2種類あって
純粋に皮膚が弛んできた、もしくはもともと一重まぶたで弛んでいる場合と
筋肉が緩んで上手く動かない場合
の2種類があるのですね
で、この眼瞼下垂って言葉
僕ら専門の人間からしたら当たり前なのですが
一般の方はどうやらあまり耳慣れない言葉のようなのです
自分がそうなのでは?と気付かない方にどう説明したらよいかを思案して
イラストを作ることにしたのです
イラストの大体は自分でスケッチで書いて
それからフリーランスの方に正書をお願いしました
出来たイラストがこちらです
これが皮膚のたるみのパターン
眉毛が上がっているのはこっちのパターンなのですが
前者を採用しました
これが筋肉のたるみのパターン
眼瞼下垂って言葉もなんとかならないかなと考え、、、、
たれマブタって言葉を使って見ようと思いました
いろいろ考えたのですが
例えば下がりまぶたとか
ひらがなカタカナも含めて
ワンフレーズで言える方が良いのかなと思って
こういう表現にしてみました
もともと広告向けのイラストだったのですが
ホームページに載せたらどうだろうと思い
更新して見たのです
良かったら是非一度みてみてください
オキュロフェイシャルクリニック東京の眼瞼下垂のページ
分かりやすくなってると良いのですが、、、、、
ダメなところ、わかりにくいところがあったら是非ご意見いただければ幸いです!
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公開日:2021.03.20
最終更新日: 2024.04.24
甲状腺眼症の治療が終わった患者さんのクチコミ
当院にはさまざまな症状を抱えた患者さんが来院されます
東京はたくさんの患者さんとたくさんの医師がいますので
他の医療機関で治らなかった患者さんも数多く来院されます
そんな中でも東京院の開業当初に、他の甲状腺眼症の専門の眼科病院から転院してきた方が終診になりました
その方のブログはこちら
1年前から更新されてませんが、、、(笑)
ステロイド使っても安定せず、斜視も出現したりなんかで
いつ治るんだろうと思いながら治療を続けていたのですが
ステロイド離脱して、減圧して、斜視の手術をして
先日ついに終診となったのです
出来の悪い子ほど、、、、、じゃないですが
治りが悪い患者さんほど印象に残るのですね
そして終診になった時にクチコミを書いていただきました
クチコミはこちら
もちろんいつも通り、きっちり返信も書きました
世の中の出来るだけ多くの方が
楽しく人生を送れるようにと願っていつも診療をしています!
治って本当に良かった!
バセドウ病眼症への治療についての動画
2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら
OurAgeに特集していただきました
こちらから
バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
「1時間で分かる甲状腺眼症入門パンフレット」
こちらから
現物
こちらから
kindle版
こちらから
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公開日:2021.03.15
最終更新日: 2021.04.06
鹿嶋友敬がやりたいこと
鹿嶋友敬がやりたいこと
皆さんはどんなことを人生の目標にしていますか?
見学に来た先生にたまに聞かれるのです
これからやりたいことは何ですか?って
僕は2つのクリニックを開業させて軌道に乗せました
それも10年前はゴミのように扱われていた眼形成という分野で
だから世間的には十分成功しているし
眼科医の中でも成功している方なのですね
「もう十分でしょ」なんて言われ方をされてもおかしくないのですが
好奇心旺盛なので、まだまだやりたいことがあるのです
同じところに留まっていたら、飽きすぎて死んでしまうのが鹿嶋友敬という生き物ですので、飽きないように人生を設定しなければなりません
僕は20年くらいかけて眼形成という分野を勉強し
海外の知見も大きく取り入れて開業し
それが黒字化するところまでこぎつけることが出来ました
ただ他の誰かが同じようなルートで勉強して登って来れるかと言えば
かなりの覚悟を伴うのは間違いありません
そして傍若無人な行動力が必要です
(ボクが得意なやつ(笑)
となると医師になるくらい優秀な人材であったとしても、ほとんどの人はこの位置まで来れないのです
僕は世界の常識が、医療技術の遅れた日本では非常識ということが本当にイヤで
次世代には世界の常識と日本の常識を合わせてもらいたいと思っています
だからこそ世界レベルの眼形成を世の中に広めたい、というのが僕の夢
そうなると自分だけではだめで、他のドクター達を教えないといけないのです
一般的には、自分の限られたお金と時間を使ってせっかく学んだ技術を
他人にホイホイと教えたりしない、というのが常識なのですが、僕はホイホイ教えたいです
たくさんの眼科医にいろいろな地域で眼形成をやってほしい
だからどんどん学びに来て欲しいと思っています
自分の持っている技術とか経験を余すところなく次世代に伝えたい
突然ですが、山岸一雄さんって知っていますか?
知らない人も多いのではないでしょうか
僕が目指すのは、山岸一雄さんなのです
この名前を知らなくても、つけ麺の大勝軒をご存知の方は多い筈
池袋の名店であり、つけ麺の元祖とされている店です
山岸一雄(Wikipedia)
最初は弟子を取っていなかったようなのですが
奥さんに早くに先立たれてから積極的に弟子を取るようになり
最終的に亡くなるまでに100人くらいのお弟子さんが出来たようなのです
その結果、現在は日本中至る所でつけ麺が食べられます
僕は山岸一雄さんの人生に憧れます
僕が死ぬ頃には眼形成がそれぞれの地域に行き渡り
患者さんが家具のスキマに落ちてしまったりすることが無いようにしたい
日本全国で眼形成の患者さんがきっちりした診断を受け治療が受けられる
それが、今後の僕がやりたいことです
(写真は大勝軒のれん会HPより拝借しました)
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公開日:2021.03.14
最終更新日: 2021.04.06
同じ方向を向けるということの意味
同じ方向を向けるということの意味
ここ最近、コロナ自粛疲れの影響か、来院される患者さんの数が多くてブログ書く時間が取れませんでした
外来も非常に混んでいますので、来院されてお待たせしてしまった方がいらっしゃったら申し訳ありません
完全予約制で出来るだけ混まないようにしているのですが
処理能力を上回る数の方が来院されれば、どんなシステムを作っても意味はなく
かといって病気は待ってくれませんので診察しないって訳にもいきませんから
患者さんたちに待っていただくしかありません
ごめんなさい 裏では昼時のラーメン屋のようにめっちゃバタバタ動いてます
さて、本題です
いままでに数回、身内への批判は避けたほうが良いという話を書かせていただきました
身内や同胞などへの批判は、その組織の体力を削ぐので避けたほうがよい、という内容です
どの職であったとしても、スタッフみんなが同じ方向を向いて仕事をすることが出来るというのは非常に大事です
例えば、当院スタッフのお給料、基本給自体は同業他社と同じなのですが
歩合給の割合をかなり大きく設定しています
先月で言えば、全員に基本給×1.4倍+7万円出しています
スタッフ募集の広告見た方は分かると思いますが
本当にウソでしょ?というくらい高いです
で、本題なのですが、なぜこのようなシステムにしたのか
もちろん、いっぱい稼いだらその分世の中に還元するという意味合いも大きいのですが
それよりも大きな意味があって、それは、歩合制を導入しないと、スタッフと経営者が同じ方向を向けない、ということなのです
これには僕の経験が基になっているのです
僕は医者なので、たくさんの医療機関で働いた経験があります
曜日ごとに、日ごとに勤める医療機関が異なるのが医者の働き方なんですね
で、その中で働いた一つの開業医の眼科クリニックがあります
そのクリニックでは一般眼科が診療の中心で、週にある曜日の半日だけ手術日があって白内障の手術を行っていました
その半日で手術するのは5眼です
この数、それほど多くはありません
年間250件程度ということになりますからね
年間1,000件が手術数が多い眼科の目安ですからね
で、その手術枠、大体3か月先まで埋まっていたんです
だから白内障で来院しても、患者さんは3か月は我慢する必要があったのですね
そのクリニックでは給料は定額制でした
でもほとんどの医療機関では定額制だと思います
白内障の患者さんは高齢者が多いですから
手術が直前でキャンセルになることってたまにあるのです
他の病気で入院した、なんてことがあり得るのですね
そうなると1件キャンセルになって枠が空くのですが
そのクリニックでは、その枠に新規で来た患者さんを入れることはせず
空けたまま次にきた患者さんは3か月後の手術予定としていたのです
当然、上がるべき売り上げは上がらず、キャンセルの分だけ月の売り上げは落ちますね
なぜかそんなことをしたのか
それは定額制で給料が上がらないのだから、頑張って働かず、仕事量を減らしたかったから、です
手術が4件で早く終われば定時で帰ることが出来ますからね
このキャンセルされた枠を先送りにしている件、スタッフだけの秘密でした
経営陣には知らされていなかったのです
こういう事実に当時の僕は衝撃を受けたのです
スタッフと経営陣の向いている方向性が異なる
経営陣が求めていることとスタッフが求めていることが真逆になっている
これを解消するにはどうしたら良いかというと
成果報酬型の給与体系だと思ったのです
だから当院では売り上げに応じてスタッフの給料を上乗せしますし
自由診療の手術が1件入れば、それぞれのスタッフに1,000円ずつお金が入る仕組みになっています
で、これはどのスタッフも横並び
だれか一人だけ突出したお給料もらえるようなシステムではありません
だからみんなで協力して手術をまわして行こうっていう雰囲気が生まれる
それこそスタッフもドクターも一緒の方向を向くことが出来るのですね
本当に小さいことなのですが
組織にとってこういうフレームワークを作るってことはとても大事な事なのです
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