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公開日:2021.04.18 最終更新日: 2021.07.09

なぜ鹿嶋は闘うのか

なぜ鹿嶋は闘うのか 患者会からの公開質問状に社会保険東京支部が回答しました その内容に合わせ、オリンピア眼科病院と同じ術式で手術を行いました しかしまたも眼窩減圧術の保険が査定されました 今回の経緯についてもアメブロでも書きましたし それをFacebookに転載もしました 知り合い数名から、今回のことでもし勝ったとしても他でいじめられるから闘うのやめたら?というアドバイスを頂きました でも僕は闘うことを止めません それはなぜなのか リスクを承知で前に進むのはなぜか すこし話がそれますが、20-30年前の日本は世界でも有数の先進国でした 1人当たりのGDPも一桁くらいの順位だったのですね それが平成の30年で、どんどん順位は落ち続け、 2020年には23位まで低下しています その間に何が起こったかと言えば SHARPのような大企業は潰れて買収され 東芝は大きく傾き、外資の食い物になりました なによりもApple、Google、Facebook、Amazonなどの新興企業が日本ではほとんど育っていません YoutubeもInstagramもLINEも外国企業 日本人が作ったものが身の周りからどんどん無くなっています つまり日本人のお金が海外に行っているのですね ソフトバンク、楽天、ユニクロくらいでしょうか 時価総額国内No.1のトヨタ自動車でも世界では41位です どんどん日本の順位が低下している現状があります ではそれが何故起きたのか それは日本人が新しいものを受け入れなくなったから、ではないかと思っています 良いものや新しいもの、新しいチャレンジに「いいね!」と言えなくなった むしろそういうものにケチをつけるようになってしまった いまのマスコミの報道や野党の皆さんの言うことを見ればわかります 政府のやることに、一切「いいね!」と言わない どうにかしてマイナスポイントを見つけようとして どんな些細なことでも騒ぎ立てる コロナ対策、ワクチン、芸能人の不倫、、、、、 多分、国民の大半は辟易しているのではないかと思います その証拠に、TV視聴者は減り、立憲民主の支持率は上がらず、新聞の購読者数は減っていますからね もともと日本人は寛容だったのです 外国人に優しいし、外国の文化を取り入れて日本流にアレンジする 結婚離婚も今より全然自由 そういう社会だったはずが、どんどん不寛容になっている そういう不寛容な社会からはイノベーションは生まれません 新しいことをすれば叩かれますからね イノベーションがなければ、同じ状態が続く 同じ状態が続いたらどうなるか 自分はそのままで良いかもしれませんが 世界各国は成長していきますからどんどん抜かれていく ほんとうに日本の凋落が激しいと感じています だから僕は、日本が新しいもの、良いものを許容する社会になって欲しいと思っているのです イノベーションにケチをつけず、チャレンジに「いいね」と言う社会にしたい そうなればきっとまたGDPは伸びていけるはず そう信じているのです 話がズレたようで繋がっています 眼窩減圧という日本では認知されていなかった手術 これを海外の知見を取り入れて、患者さんの負担を最小にして提供する 世界では当たり前に行われていることだが、日本では超最先端のこと つまり新しいチャレンジなのですね 今回の眼窩減圧術を査定されたことは、成長しなかった平成と言う時代を作った老人たちが、若者がする新しいチャレンジの芽を潰そうとしている そういう構図に僕の目には移ります 誤解のないように付け加えますが、社保のスタッフや東京の審査会の先生方に対しては「気の毒に」としか思っていません だって彼らは専門知識も無いので、僕と「何か」に板挟みになってしまっている状態ですから犠牲者です 僕が闘うのは、その「何か」です オリンピア眼科病院の減圧は通し、オキュロの減圧は切る そんな理不尽を通して、患者さんを自分のところに持っていきたいのは誰なのか そんな理不尽を通して、「アイツと手を握るな」と圧力をかけているのは誰なのか そんな誰かさんが、時代が前に進むことに抵抗し、日本を凋落させるのです 僕はコロナ前までは毎年4回以上、海外学会で発表していました そんな誰かさんを海外学会で見ることはほとんどありませんし 日本人同士で固まってて、海外のドクターとディスカッションすることもない 古い手術、効率的でない手術を患者さんに提供し 新しい手術、効率的な手術をしようとすると足を引っ張る そんな日本の社会であってほしくないのです 米国留学して、その思いは強くなりました 他の方もそうだと思いますが、他国を見るとより郷土愛が強くなるのですね 僕は日本の成長のために一生を捧げたいと思っていますし、だからこそチャレンジを潰そうとする老人とは闘い続けます

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公開日:2021.04.14 最終更新日: 2021.07.09

再審査請求と質問状

再審査請求を行うための書類を作りましたので公開します。 これを社会保険・東京支部に送って、対応を見たいと思います。 みなさんの応援が必要です。 どうぞよろしくお願いいたします。 再審査請求とそれに関わる質問 眼窩減圧術の保険適用に関する事態  眼窩減圧術は甲状腺眼症の眼球突出に対する根治的な手術治療であり、これに代わる治療法はありません。ですが、それにもかかわらず、近年、眼窩減圧術の保険適用の範囲が明示されず、保険の適応から外される、もしくは減額査定されるという事態がありました。 このような状態に対して甲状腺眼症の患者が患者会を作り、一般社団法人・甲状腺眼症の医療を前進させる患者の会からの公開質問状に対して、社会保険・東京支部は同様の文章で下記のように回答しています。 「甲状腺眼症に対する眼窩減圧術は、眼窩内腫瘍摘出術で算定する。その場合、手術方法が前眼部から眼窩内にアプローチする場合は〈K234 眼窩内腫瘍摘出術(表在性)〉で算定し、骨を処理し眼窩先端部付近までアプローチする場合(クレーンライン法等)は〈K235 眼窩内腫瘍摘出術(深在性)〉で算定する。」「原則として、眼窩骨の一部を外し、眼窩内に到達して手術操作を実施している場合はK235眼窩内腫瘍摘出術(深在性)、前眼部から眼窩骨と眼球の間から眼窩に到達し手術操作を実施している場合はK234眼窩内腫瘍摘出術(表在性)が最も近似する手術と審査判断したものです。」という回答がされています。 それを受けて、我々は2020年12月からオリンピア眼科病院(東京都)で現在も行われている皮膚を切開して眼窩外壁の切除を行う眼窩減圧術を行いました。しかし、審査によりK234に減額査定されてしまったため、手術を中止せざるを得ない状態になっています。 質問項目 これらのことを踏まえ、下記項目について疑義がありますので、ご回答頂きたいと存じます。 質問1.当院で手術を行った患者は全て異物感・ドライアイ・球後痛・眼疲労感などの症状があり、それに対して眼窩減圧術を希望されています。有症状に対して、通達の通り、「眼窩骨の一部を外し、眼窩内に到達して手術操作を実施して」いますが、それにも関わらずB.医学的に過剰・重複となるもの、として減額査定されています。具体的にどこが医学的に過剰であるのか、ご明示頂きたい。 質問2.K235眼窩内腫瘍摘出術(深在性)が適応となる条件が、骨を切除することなのか、骨を切除して戻すことなのか、皮膚を切開しなければならないのか、を、具体的に明示頂きたい。 質問3. 今回我々は、オリンピア眼科病院で行われている古い眼窩減圧術とまったく同じ方法で手術を行っています。それにも関わらずオリンピア眼科病院ではK235が減額査定されず、継続して眼窩減圧術が行われている状態です。オリンピア眼科病院と当院で全く同じ手術を行っているにも関わらず、オリンピア眼科病院の眼窩減圧術は通し、当院は減額査定する、その明確な基準と理由をご明示頂きたい。 以上3項目について、それぞれご回答いただきたいと存じます。 その上で、再審査請求を行わせていただきます。 現状、甲状腺眼症の患者がとても苦しんでいる状態です。基金側の事務量の増大も含めますと、今回の減額査定で誰もが損をしており、得をする人間がいないような状況になっております。甲状腺眼症の患者の重大な関心事となっている事案ですので、どうぞご理解いただけますと幸いです。患者への情報提供の義務もあり、当質問状とご返信について、すべて該当する患者さんへの連絡をはじめ、ブログやSNSなどでも逐一報告公開させていただきます。

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公開日:2021.04.11 最終更新日: 2024.03.15

眼窩減圧術が切られた理由

眼窩減圧術が切られた理由 先日のブログでもご報告いたしました またまたOFC東京の眼窩減圧術が査定されました 今回は、昨年末に患者会が行った問い合わせの社保からの返答である 「原則として、眼窩骨の一部を外し、眼窩内に到達し手術操作を実施している場合はK235眼窩内腫瘍摘出術(深在性)、前眼部から眼窩骨と眼球の間から眼窩内に到達し手術操作を実施している場合はK234眼窩内腫瘍摘出術(表在性)とする」 これは、オリンピア眼科病院で行っているのと同じ術式なんですね だからこの返答を受けて、外眥を切開し、眼窩外側縁の骨を切除する方法で眼窩減圧を復活させました ところがこの通りに手術を行ったとしてもK234の眼窩内腫瘍摘出術(表在性)へと減額査定されてしまっています そしてその理由が「B:療養担当規則等に照らし、医学的に保険診療上過剰・重複となるもの」 過剰だそうです 患者さんが苦しんでいる症状を治すためにわざわざオリンピアと同じ手術をしたら、過剰だそうです オリンピア眼科病院ではそのような切られ方はしていないようです この理不尽な決定をどう考えますか? オリンピアの手術は通す オキュロで同じ手術をすると切る すごく恣意的な運用を、東京の社保の審査会が行っています そしてその結果、すべてのしわ寄せが減圧を受けたい患者さんに行くのです 保険診療は誰のシステムなのでしょうか 医師のため? 違います 国のため? 違います 保険の審査会のため? 違います 保険診療は患者さんがお金を出して構築しているシステムですから患者さんのためのもの 患者さんは自由に病院や術式を選ぶことが出来る権利があるのです 今回の決定には、本当に呆れました 審査会にいるのは、時代を前に進めたくない古い人たち そういう人たちこそが、時代が前に進むことを妨害し、日本の成長を妨げてきたのです まさに、まったく成長しなかった平成という時代を作った世代の方々が、次世代を潰そうとしている、日本の社会の縮図がここにあります 再審査請求なども含めて、先方の対応をこのブログやSNSですべて公開していきます どれだけ恣意的な運用をしているか、公開していきます バセドウ病眼症への治療についての動画     2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら OurAgeに特集していただきました こちらから バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ 「1時間で分かる甲状腺眼症入門パンフレット」   こちらから 現物 こちらから kindle版 こちらから  

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公開日:2021.04.08 最終更新日: 2021.07.09

再度、眼窩減圧術への保険が査定
されました

このブログを読んでいる方は、甲状腺眼症の方が多いと思いますが 再度、東京都の診療報酬審査会から、眼窩減圧術の保険適応が切られて返ってきました これにより眼窩減圧術を保険診療で行うことは中止せざるを得ません 手術を予定されていた方には申し訳ありませんが ご了承いただければ幸いです また闘争をしなければなりません、、、、、、 〇リンピアの保険は通し オキュロの保険は切る こんな不公平がまかり通って良いのか 審査会という医師の集団の醜悪さを感じずにはいられません

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公開日:2021.04.02 最終更新日: 2021.04.06

クリニックが増える時に起こること

4月になって、また新人が入ります 千葉の物件がほぼ決まりました そして、もう1つ、大きな案件が動く可能性があります 千葉は今年の夏くらいにOpenしようと思っていたのですが ビルの管理会社・オーナーが大企業さんだったので スピード感と、そして協力しあおうという気概がなく こちらからお断りさせていただいたのでゼロから探し始めていました その結果、希望していた千葉駅まだ建築途中のビルに入居できそうです 症例の確保、千葉南部の患者さんからのアクセスは改善しますから 良いことが多いのですが、デメリットもいくつかあります 通勤の手間なんかもそうなのですが なによりもスタッフを分割しないといけないのですね クリニック経営者がアタマを悩ませるのはいつだって人事に関することです スタッフ同士のケンカやトラブルはいつでも起きうる 思えばいまから1年半前くらいの院内の雰囲気は最悪でした いろいろなものに愚痴を言う そうすると周囲のスタッフを嫌いになるし、組織自体も嫌いになる だから愚痴を言いまくるスタッフが群れているとクリニックの雰囲気が最悪になるのです そこから1年かけて徐々に人間を入れ替えました 不満を言ったり、下のスタッフに意地悪をするスタッフには退職してもらい 現在のスタッフは、前橋も東京も、自分が楽しく、相手も楽しませることが出来る人材が揃っています 院内の雰囲気もとても明るくなりました 当院はこれを企業文化にしたいと思っているのです でもですよ これからクリニックが増えるとすれば、スタッフを分割する必要があります 分割して、また新人が入ってくるとどうなるか分からないです 面接で全てを見つけ出すのは難しいのですね だから現有戦力を次のリーダーにして、雰囲気が悪くならないようにしてもらいたいと思っています そんなことで4月からまた新しいスタッフが数名増えました 常勤ドクターも増えますし、非常勤ドクターも増えます クリニックにいらっしゃったらワチャワチャしているかもしれませんが そんなこんなで新人教育も同時に進めていくことが至上命題 ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします

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公開日:2021.03.29 最終更新日: 2021.04.06

”クリニック内の風景写真”

定期的に昔の記事をアップしています 前回の記事でクリニックに掲げてある写真の話をしました この写真の話、以前にもこのブログに書いていたのですね よろしければご覧ください 写真の良さは、誰一人として嫌いな人がいない、ということです 絵画だと、どうしても作家さんの個性がにじみ出てきますからね 当院の四季折々で変化する写真 楽しみにされている方も多いと思います 時間があれば、是非見てみてくださいね これを全国のクリニックに広げてみたいなあと思います

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