公開日:2020.10.11
最終更新日: 2020.10.24
患者にはどんな権利があるのか
タイトル;患者にはどんな権利があるのか
※ 納得出来たら、リブログお願いします
患者さんは、そもそも病気なのですから、弱者であるのは当然です
だからこそ、昔から患者さんの権利については議論がなされてきました
医学部の授業でも、医師・患者関係というのは厳しく教育されます
患者さんは弱者になりがちなので、医師が強者にならないように、と自戒しないといけないのですね
では、患者さんにはどんな権利があるのでしょうか?
実は1981年にリスボン宣言というものが提唱されています
これは日本医師会も採択し
日本医師会のHPにも載せられているものです
https://www.med.or.jp/doctor/international/wma/lisbon.html
中身を見てみましょう
まず序文から
医師、患者およびより広い意味での社会との関係は、近年著しく変化してきた。医師は、常に自らの良心に従い、また常に患者の最善の利益のために行動すべきであると同時に、それと同等の努力を患者の自律性と正義を保証するために払わねばならない。
以下に掲げる宣言は、医師が是認し推進する患者の主要な権利のいくつかを述べたものである。
医師および医療従事者、または医療組織は、この権利を認識し、擁護していくうえで共同の責任を担っている。
一番最後にこう書いてあります。
法律、政府の措置、あるいは他のいかなる行政や慣例であろうとも、患者の権利を否定する場合には、医師はこの権利を保障ないし回復させる適切な手段を講じるべきである。
どうですか?
今回の決定、すでにこれに違反してませんか??
次に内容に移ります
1.良質の医療を受ける権利
a. すべての人は、差別なしに適切な医療を受ける権利を有する。
b. すべての患者は、いかなる外部干渉も受けずに自由に臨床上および倫理上の判断を行うことを認識している医師から治療を受ける権利を有する。
c. 患者は、常にその最善の利益に即して治療を受けるものとする。患者が受ける治療は、一般的に受け入れられた医学的原則に沿って行われるものとする。
2.選択の自由の権利
a. 患者は、民間、公的部門を問わず、担当の医師、病院、あるいは保健サービス機関を自由に選択し、また変更する権利を有する。
b. 患者はいかなる治療段階においても、他の医師の意見を求める権利を有する。
3.自己決定の権利
a. 患者は、自分自身に関わる自由な決定を行うための自己決定の権利を有する。医師は、患者に対してその決定のもたらす結果を知らせるものとする。
どうでしょう
今回の審査会の決定は、完全にこれに反していませんか?
骨を削るとか、皮膚を切るとか、保険適応のハードルを上げることは
患者の選択の自由の権利に違反している
しかも、これは日本医師会のHPに掲載されているものです
医療者の基本の基本です
皆さん、良いですか
どんな眼窩減圧術を、どの医療機関で受けるか、を決めるのは患者さんの権利なのです
ここまで来たら大きく怒って良いと思いませんか
眼窩減圧の保険が査定された件について苦情がある方のFAX送付先は下記の通りです
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公開日:2020.10.11
最終更新日: 2020.10.24
健康保険は誰のためのシステムか
健康保険は誰のためのシステムか
眼窩減圧術の保険が査定されました
それにより
眼窩減圧術の適応範囲が狭められつつあります
それにしても理不尽な決定があったものです
切らなくてもよい皮膚を切り
外さなくてもよい骨を外さないと
保険が適応にならない(確認しました)
患者さんは損しかない
侵襲が多くなるので、大損です
だれがこれを決めたのか
それは審査会の旧世代の大御所の先生方
時代が前に進むとツライと思っている人たちが
自分の立場を守るために今回の決定を決めました
患者さん達のことなんか微塵も考えずにね
僕だって、無駄なことはしたくない
侵襲の少ない手術をしたい
ですが、社会保険の審査会からは
骨を外せ
皮膚を切れ
と言われます
こんな理不尽は無いのですが、下位の医療機関である当院は従うしかありません
お上の決定には従うのが日本人なのですが
思いとどまって、考え直してみて欲しい
そもそも健康保険制度というものは
国民が毎月支払う保険料で成り立っているものです
ゆえに患者は出資者にあたり
患者のための制度である筈です
しかし今回の決定には
患者さんの立場に立って考えられた形跡は一切ありません
それどころか審査会とその委員の独断と
それぞれの都合により決定されたようにしか見えないのです
そもそも、健康保険は誰のためにあるのかなんて
審査会の医師も、社会保険のスタッフも
微塵も考えずに、忘れてしまっているのです
患者さん達が、いままで以上に見捨てられるような未来がすぐそこにあります
全員で行動しましょう!
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公開日:2020.10.09
他業種に参入することが出来るのか
他業種に参入することが出来るのか
このブログでちょいちょい書いている通りですが
僕は飲食店に行くことが好きです
それは医療と飲食が業界は違えど、サービスを提供するという意味では共通するものが多いからなのです
https://ameblo.jp/kashitomo52/entry-12609267316.html
群馬で開業し、翌年に銀座で開業しました
そのことで群馬の飲食店から東京の飲食店まで
いろいろな飲食店に通うことが出来ました
僕は医療者なので、医療ではサービスを提供する側なのですが
飲食ではサービスを受ける側です
医療については、若い頃に開腹手術も受けているし
(15歳で死ぬ寸前だったことがある)
普通に歯科も行くし、胃カメラ飲んだことも多数ありますので
サービス受ける側の人間でもあるのですが
飲食についてはサービスを提供する側になったことはありません
ですがこれだけたくさんのレストランに行っていると
成功する店のパターンって決まってきているように思うのです
少なくとも、繁盛できない店のパターンが分かります
どこかに欠点があるのでお客さんがリピートしないのですね
みなさんが想像しているのは「味」の差でしょうか?
でも僕は「味」では無いと思っています
麻布のお店は、寿司が美味しくても大将がずっと他の客にキレているし
東銀座のお店は、寿司は美味しくても食べきれなかった寿司を包んでもらったら1万円取られたし(払ったけど)
青山のお店は、寿司は美味しかったけど常連客との会話が元気良すぎてホストクラブみたいで居心地悪かったし
行かなくなったお店はみんな「味」ではなくて
「雰囲気」や「扱われ方」が行かなくなった理由です
そもそも出そうと思っている価格帯で
大体味のレベルって決まってくるので
お店同士の優劣は味ではつかないのです
銀座のカウンターのお寿司屋さんは1人2万円超くらいですが
銀座では、この値段は大体どの店も一緒なのですよ
同じレベルのお店で修業した人たちが経営していることが多いので
出したお店のレベルも大体同じくらいになるのです
で、今回の話に戻ります
群馬でかれこれ10年くらい前から僕がずっと通っている料理人さんがいます
通っている料理人という言葉自体がおかしいです、、、
「料理人」に「通っている」って何?(笑)
実はこの料理人さん、いままでに3か所くらい働く場所が変わっているんです
そのたびに追っかけている
その人の料理のジャンルは鉄板焼きなのですが
もともとフレンチの料理人を長くやっていたこともあって
火の入れ方がとっても良いのです
鉄板焼きというとお肉のイメージが強いと思うのですが
魚料理のレベルが高い
火の入れ方がすごく良くて、中がふわっと、外はパリッとしています
(魚は火入れすぎるとパサパサになる)
お野菜も全国から取り寄せたメチャ良いものを適切な火入れをして出してくれます
そして締めのご飯がまた最高で
塩コンブを混ぜて、醤油を焦がして香りをつけて、
焼きおにぎりの食感で出してくれるのです
そして最後に、これが一番大きいのですが
サービス精神が旺盛なので、食材の説明をめちゃしてくれるんです
実は同じものを食べたとしてもめちゃくちゃ説明してくれるのと
全然説明してくれないのではまったく受ける印象が違うんです
これは料理人にはわからないかもしれませんね
サービスを受ける側に特化して
かなりの数のレストランに行っているからこそ分かること
料理人さんたちは夜働いていますからね
そんなにレストランに行けるわけでは無いのです
厨房で味を見たりすることは多いと思います
だから「味」には詳しい
だけど、「サービス」には疎い、というのが僕の経験から言えることでしょう
その料理人さんの3か所目のレストランがコロナの影響で閉業することになりそうで
だったらサービス受ける達人として
僕がお金を出して飲食やってみたいと思いました
https://goo.gl/maps/beJRJij7tFozkwaW9
鉄板焼ダイニング竹彩★★★★☆ · 鉄板焼き店 · 柳川町70 4階goo.gl
僕は現状で生活に困っているわけではありませんから
収益はトントンで十分
だとすると好きなものを好きな値段で揃えて
お客さんに還元することが出来ます
なんでまた畑違いの困難なことに首を突っ込むのか
自分でもよく分かりませんが
どうやら僕には、知らない世界を見ると入ってみたくなるという
致命的な欠陥があるようで
きっと死ぬまで治らないと思います(笑)
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2019年手術実績 3850件(2019年1-12月)
涙道涙液学会 理事
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03-5579-9995
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027-288-0224
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2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら
https://youtu.be/kxH9sgrlt0A
OurAgeに特集していただきました
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公開日:2020.10.07
最終更新日: 2020.10.09
保険での眼窩減圧のハードルが高くなりました
保険での眼窩減圧が行えなくなりました
大変、残念なお知らせがあります
現状の眼窩減圧術を保険で行うことが出来なくなりました
厳密に言えば、することは出来るかもしれない(社会保険に確認中)
皮膚を必ず切開しなければならない
骨を外して戻さなければならないという二つの制約が付いてしまいました
(厳密には確認中で確認に数か月かかる)
これは旧世代の手術であり身体に侵襲が大きいものになりますので
当院では採用していなかったのですが
今後は保険で手術を行う場合には、この侵襲の大きな手術をするしかありません
純粋な眼窩脂肪だけの減圧をする場合には、自費での手術になります
現時点で入約している方には、大変申し訳ありませんがそのようにご連絡差し上げます
患者さん達に大きな声をあげていただくことが、いよいよ必要になってきました
どうぞよろしくお願いいたします
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公開日:2020.10.05
最終更新日: 2024.03.01
手術の危険性と、覚悟
手術の危険性と、覚悟
手術にはもちろん合併症は付き物ですし、全身麻酔だって、100%安全ではない。
死んでしまう場合だってあるのです。
注射ひとつでも内出血や神経の麻痺の可能性もありますし、それどころか投薬であっても、副作用で死ぬ目に会う方もいらっしゃる。
医療に100%安全はあり得ません
これは車の運転に100%安全がないのと一緒です。
タクシーに乗っていたって、事故に合う時は合うのですから、車の事故が怖いのなら、乗らないのが一番。
江戸時代には車はないから、江戸時代くらいの生活に戻ればよい。
でも馬に蹴飛ばされる可能性もあるので、いっそ、弥生時代くらいの生活すればそういうリスクは無くなります。
でも当たり前ですが、生活水準はかなり下がってしまう。
そんな生活がしたい現代人は居ないと思います。
自動車事故をゼロにしようと思ったら、自動車自体を禁止するしかなくなるのです。
何かを前に進め、行動することは必ずリスクを伴うのです。
部屋に閉じこもっていたって、命の残りは少なくなっていくのですから、そもそも生きていること自体がリスクなのですね。
積極的に医療をしていると、どうしても思った通りにならない方が出てしまいます。
当院では昨年の実績で年間3850件もの手術をしていますから、合併症を起こしてしまう方は必ず出ます。
件数がべらぼうに多くて経験値が国内トップクラスで多いですから、発生の確率自体は他の医療機関よりもかなり低いと思いますけど、掛け算してゼロにすることは絶対に出来ない。
治療を希望される方は、何らかの良い結果を期待していらっしゃるので、出来るだけご希望に応えるべく技術の向上に励んではいても、かならずどこかで何らかの合併症が起こるタイミングが来ます。
他所から見学に来た先生に、初めて減圧手術を見せたとき、こう言われました。
「よくそんな怖いことできますね!失明したらどうするんですか?」
これこそが大多数の医師の意見だと思います。
だからこそ、誰もやりたくないし、やらないのです。
でも考えてみていただきたいのですが、「失明したらどうするんですか?」の言葉の裏にあるのは、実は自分の保身。
合併症を起こしたら、患者さんから訴えられる、そんなリスクは回避したい。そう考える医師が多い、ということなのですね。つまり自分がそんなことに巻き込まれたくないから、やらない。でも僕はこう考えるのです。
リスクはどうしてもゼロには出来ないから、減らす努力はするにしても、患者さんに合併症リスクを取って頂くしかない。
その代わり、僕は全力で時代を前に進め、次の時代にはさらに高度に治す手術方法を確立させたい。
だからこそ、他の医師から安全ではないと思われていることも(そのほとんどは勝手な思い込みですけどね)積極的に行うのです。
当院では手術前に必ず同意書を書いていただいていますが、そこには赤裸々に合併症のリスクが書いてあります。
むしろ他の医療機関よりもよほど怖く書いてあるのです。
僕はどこかの美容外科のように売上第一!集客第一!とは考えていません。
(美容外科業界は売り上げで優劣を比較するのです)
患者さんを手術への覚悟で分けると、絶対に手術を受けたい人たち、絶対に手術を受けたくない人たち、そしてその中間で迷っている人たち、この3グループに分けることが出来ます。無理に集客するとどういうことが起きるかというと、手術しようかどうしようか迷っている人を集客することになります。
この方々は、合併症リスクを取っても良いという覚悟が無い方になります。
そして、そういう人たちにも合併症が起きることがあるのです。そうなると無理に誘った側に怨みの感情が生まれてしまうのは当然ですから、僕は無理に集客しようとは考えていません。
絶対に手術をしてより良い人生を送りたいと思っている人、そういうリスクを取っても良いと覚悟を決めている方に、来ていただけたら嬉しいです。全力で応えられるように努力します。
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2019年手術実績 3850件(2019年1-12月)
経歴
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
医院名
オキュロフェイシャルクリニック東京
住所
中央区銀座1丁目ビル8F
電話番号
03-5579-9995
公式サイト
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バセドウ病眼症への治療についての動画
2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら
OurAgeに特集していただきました
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公開日:2020.10.02
最終更新日: 2020.10.09
昨日は動画と写真の撮影でした
昨日は午前中で診療を終了し
午後はクリニックで動画と写真の撮影を行いました
インタビューも受けました!こんな感じ↓
動画を出している医療機関はほとんどないと思いますが
当院ではYoutubeに動画を載せています
動画の情報量は圧倒的に静止画よりも多いですからね
こういうアプローチはどうやって思いついているのかというと
実は当院では、歯科向けに動画を作成したりイベントを企画したりしている会社に協力してもらっているのです
https://www.toothtooth.jp/
Tooth Tooth ®クリニックをもっともっと魅力的に。歯科現場のスタッフの声で生まれたTooth Tooth。歯科医院専用動画配信サービスTooth Tooth TVや、子供向け集患施策Tooth Tooth Kidsをご提供。www.toothtooth.jp
知っている人もいらっしゃるかと思いますが
歯科業界は過当競争の世界
コンビニよりも美容室よりも、歯科医院が多いという世界なので
競争が激しいのです
患者獲得競争だけでなく、スタッフ獲得競争も熾烈だそうです
だから経営を後押しする企画がいろいろと生まれています
当院では、そういう過当競争の業界のアイディアを持ち込んで
過当競争ではないのに、時代を先回りして、仕掛けを作っているのですね
土居先生がモデルさんの診察をしている風景を撮っています
今回は、医師のインタビュー動画だけでなく、
スタッフの写真撮影も行いました
みんなメイクさんにメイクしてもらって
楽しそうでしたね
まるで女子高のようでした
(僕は男子高出身なので雰囲気知りませんが)
誰しもが、人生を楽しんで過ごしたいと思っているはずなので
僕のスタッフにも、そうして欲しいと思っています
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