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眼科医に送るパンフレットを制作中
眼科医に送るパンフレットを制作中
現在眼科医に送るパンフレットを 製作中です
これは毎年、眼科の先生方に当院が何をしているかを
紹介する目的で
ここでやっている手術や、設備のことを解説するパンフレットを制作して、それを全眼科医に送るのです
そうすることで当院がやっている新しい眼形成の治療というものを
年に1度の学会のような場だけでなく、直に知っていただくということができるのです
パンフレットの作成には、大体1万字ぐらい必要になってくるのでとても労力がかかるのですが
去年もおととしもページ数20ページほどのパンフレットを作成しました
今年は 千葉や大阪の開業準備の目的もあるのでより1層しっかりと作成しなければならないと考えています
そのパンフレットの 前分というか序文を書きましたので、ブログの記事としてここに掲載したいと思います
何かの参考になりましたら幸いです
拝啓 梅雨の候、先生方におかれましては益々健勝のこととお慶び申し上げます。昨年はどの医療機関も大変な時期を過ごしました。患者の外出機会の減少による来客低下やコロナ対策への労力や出費など、平年では必要のない対応が必要になった1年であったことと思います。自院が苦しい中でも、大切な患者様をご紹介頂きました先生方には心から感謝いたしております。
眼形成は眼科医が行う形成治療で、眼科と形成外科や耳鼻科、脳外科などの他科との境界疾患を治す専門分野です。米国臨床留学の経験から世界標準の眼形成治療の普及のため、新前橋かしま眼科形成外科クニリックとオキュロフェイシャルクリニック東京を開業してそれぞれ4年と3年が経過いたしました。東京の開院当初は外来予約がゼロという日もあり、ヒマすぎて悩んだ結果、集客もかねてアメーバブログを始めたりしてみましたが、徐々に先生方のご紹介や患者自身がインターネットを使って調べていらっしゃる数も増えてきたため、お陰様で現在では数多くの来院をいただくことが出来るようになりました。昨年の手術件数は4,016件(眼数・2院合計・2020年1月~12月)を行うことが出来ました。これもひとえに先生方の御診断とご紹介の賜物と感謝いたしております。
当院では入院なしの日帰り全身麻酔をフル活用し、眼窩手術、DCR、小児手術などに適応、その数は年間554件(2院合計・2020年)と、眼科としては全国有数の全身麻酔件数を行っております。これまでのところ日帰りの全身麻酔後に他の医療機関に緊急搬送となった症例は無く、麻酔科医の尽力のもとで安全に施行出来ております。眼窩手術は手術が長時間で入院も長期間にわたるというイメージがあると思いますが、眼窩骨折や骨の一部を外す手技を含む眼窩腫瘍手術などを日帰りで行うことは米国では常識であり、これを導入した結果、患者負担を非常に少なくすることが可能になりました。特にバセドウ病眼症に対する手術は、全国に手術を行う施設がほとんど存在しないこともあり、北海道から沖縄まで全国から来ていただいております。我々は従来の日本の診療であった医療と違ったアプローチで診療を行っておりますので、これまで治らないと思われていた症例を治療しておりますため、先生方の大切な患者様がお困りの症状を治すお手伝いが出来るかもしれません。小児の霰粒腫や睫毛内反から、他院で治らなかった眼窩疾患まで、眼形成の領域であれば何でも診断し、治療も行いますので、面識が無くてもどうぞお気軽にお問い合わせ頂けましたら幸いです。
当院の設立の主目的は眼形成という医療を日本のインフラにすることです。このため眼科医の研修・見学は積極的に引き受けていますし、眼形成の習得を目指す後進の指導はどの大学病院よりも熱心に取り組んでおります。このため手術担当医や紹介状の返信など、鹿嶋友敬からではないものもあるかと思いますが、毎週のケースカンファレンスを通じて診断と手術に関する技術の統一化を真摯に取り組んでおりますので是非ともご安心とご了承をいただけましたら幸いでございます。
末筆ながら、このような状況の中ではありますが、貴社の皆さまのご健康と、益々のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。私共で何かお役に立てることがございましたら、遠慮なくお申しつけ下さい。
オキュロフェイシャルクリニック東京院長・新前橋かしま眼科形成外科クニリック理事長
鹿嶋友敬