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美容外科手術後の修正②
美容外科手術後の修正②
患者さんのご希望は最初の手術以前の顔に戻りたい、だったのですが
すでに皮膚を切除されており、重瞼をばっちり作られており
眼窩脂肪も切除されていました。
そうなると元に戻すということは出来ないので
過剰に上がっているまぶたを下ろすことだけに専念し
出来るだけ他の部分を触らないで手術すると伝えました。
手術は二重瞼のラインからアプローチし新たなキズは作らないようにしました。
まぶたというのは厚さは数ミリしかないのですが
ミルフィーユのように何層にもなっていて
それぞれに役割があるのでそれらを判別しながら
1層1層丁寧に剥離していくことが大事です。
何もない状態でもミルフィーユを一枚一枚判別していくのは難しいのですが
すでに3回も手術でいじられてしまっている。
中はそのミルフィーユが接着剤で張り付けたようになっていてガチガチの状態。
(身体の組織って一回手術するとまさに接着剤のような瘢痕が出来てしまうのです)
それでも丁寧に丁寧に一枚一枚剥離していきます。
ガチガチで見分けがつきづらいですが、丁寧に。
結膜までアプローチ出来れば、ほぼゴールは見えます。
結膜を剖出し、そのまま上方に剥離を進めると、、、、、
いじられていない組織が見えてきました。
他院手術後の修正手術というのは、いかにして自分の得意な形に引き込むか、にかかっています。
そのためには今までにいじられてしまった組織の外側に辿り着くことが必要なのです。
この時点で、手術としての勝ちはほとんど決まったのですが
実はその後に、もっともっと大きな問題が隠れていたのです。
2018年手術実績 3046件
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
https://www.oc-tokyo.com/wp/
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