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今後、眼科医療に起きること

今後、眼科医療に起きること

 

 

新年あけましておめでとうございます

 

今年は京都のプロジェクトがスタートします

 

「眼形成を日本のインフラに」を合言葉に、頑張りたいと思います

 

 

さて、いきなりですが、当院に見学に来る先生は進路に悩んでいる人ばかりなんです

 

なぜ、そんなことを言うかと言えば、眼形成というのは新規のマーケットです

 

そんなところに集まる人というのは

 

よほど既存のマーケットの将来性に疑問があるか

 

既存のマーケットで勝てないと思ったか、しないと来ないからなのですね

 

 

 

個人的には疑問を抱いた時点で先見性あるね、と思うのですが

 

一般的にど真ん中の出世街道を走っている人から見たら

 

おちこぼれ組にしか見えないと思います

 

 

見学に来て、研修の希望があるドクターはもちろんなのですが

 

すでに入職しているドクターも含めて

 

既存マーケットからのおちこぼれ組、なのです

 

つまりみんな、「迷える子羊」なのですね

 

 

最近、というかいつもですが、若手の進路相談を受けました

 

そんな中で、未来予測をしたのでここに記しておきたいと思います

 

 

 

1.   インフレの時代には医療は弱い

 

日本は30年の長きにわたり、デフレの中にいました

 

デフレの中での医療って強いのですよ

 

なぜなら医療の収益は健康保険から賄われます

 

健康保険の点数は医療審議会で決定されますが、点数を下げることは非常に難しい

 

医師会が抵抗しますからね

 

下げやすい薬価や歯科の点数はしょっちゅう引き下げられていますが

 

医師の収益になる保険点数は下げにくいのです

 

そして民間がデフレで困っていて不況であったとしても、医療界のお客さんである患者さんの数は減りません

 

病気になる人の数が変わるわけでは無いからです

 

単価が下がらず、お客さんの数も減らない、これがデフレに強い要因です

 

ではインフレだとどうでしょうか

 

医療審議会は2年に1回しか開かれません

 

一年に5%くらいインフレになれば二年で10%インフレになります

 

その10%のインフレの解消は2年ごとの医療審議会で決まる

 

となれば、その間のインフレ分の薬剤費や人件費は病院・クリニック持ちになるわけです

 

だから収益は減ってしまうのですね

 

 

次の理由も見てみましょう

 

 

 

2.医療費の総額は下がり続ける

 

病気になりやすいのは65歳以上の高齢者です

 

実はその人数は暫く変化せず、大体30年後くらいまで変化しません

 

私、鹿嶋友敬が引退するまでは高齢の患者さんの総数は変化しません

 

 

一方で健康保険の原資を支払っている現役世代の人数はどうでしょうか??

 

こちらは非常に少なくなります

 

どんどんどんどん、少なくなっていくのです

 

 

当たり前ですが、そうなると予算は削られる方向になりますよね

 

当然です

 

現在、国家予算の50%程度が社会福祉費ですが、

 

この割合は少なくしていかなければならないのです

 

だから、健康保険の適応は徐々に狭められ

 

かならず予算として削られていく運命にあるのです

 

 

前項で書いたように健康保険の点数は下げにくいのですが、

 

インフレの時代だけれども、保険点数を上げない、という選択肢は現実的だと思いませんか??

 

 

さて、次の理由を見てみましょう

 

 

3.一般の医療はAIに取って代わられる

 

AI技術の発展がすごいことになっています

 

AIで書いた絵なんか、人が書いたものと区別がつかないくらいになっている

 

医師国試も、東大への入試も、AIが解けるようになっているそうです

 

このまま技術が進むと何が起きるのか

 

 

一般眼科の医療というのは、眼表面と言われる角膜・結膜の状態を見て、点眼を処方するというのが大半です

 

でもこれ、実際にやっていることは非常に簡単なのですね

 

僕も眼科医ですから若いころは開業医の先生方のところでバイトさせて頂いていました

 

多いところでは一日150名程度の診察をして処方を行います

 

労働時間が8時間とすると480分ですから、約3分で診察・処方しなければいけません

 

考えている余裕なんてないし、それで回るくらいの労働量なのです

 

パッと見て、これはこれ!と思って処方箋書いて、ハイ次!となる

 

こういう労働って、AIで良いんじゃないかと思うのです

 

 

無駄に医療費を使わずにAIが診断を下して処方すればいい

 

医師はそれを追認するだけ、そんな未来が透けて見えます

 

そうなると医師の労働の対価としての保険点数は下げられるし

 

そもそもスタッフもほとんど不要になる

 

 

眼科だけに限りません

 

内科だって、精神科だって、診察→処方という流れになっている科の運命は厳しいのではないでしょうか

 

 

このようなことを若手に話したのですね

 

 

一方で眼形成はどうかというと

 

1.健康保険だけでなく、自由診療で収益を得ることが出来る

 

2.自由診療は自分で値段設定できますからインフレにも対応可能

 

3.ハンドメイドの世界ですからAIに取って代わられるのは医療の中で一番最後

 

だからお勧めだよって

 

話をしました

 

 

まだまだ日本の中で眼形成はブルーオーシャン

 

若手眼科医のみなさん、早いうちに眼形成を選んだほうがよいですよ!

 

 

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2022年 手術実績 9,186件 (2022年1-12月)

うち眼瞼下垂手術 4,891件

 

 

現 涙道涙液学会 理事

元 群馬大学 非常勤講師(2014-20)

元 帝京大学 非常勤講師(2017-19)

元 アジア太平洋眼形成学会 理事(2010-18)

 

 

 

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OurAgeにバセドウ病眼症の治療を特集していただきました

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