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ヨーロッパ眼形成学会ニースから帰ってまいりました
3年ぶりの海外の学会、ヨーロッパ眼形成学会に行ってきました
結論から言うと、本当に行って良かった!
出てくる発表の内容が素晴らしく濃いです
人口比で見れば、日本の人口1億人と欧州の人口7.5億人を比べれば、出てくる知見の違いがあって当然だと思います
ヨーロッパにはコネがあるわけでは無いので、一般的な発表をしに行ったのですが
運よく、講演の機会をいただくことが出来ました
演題を登録しても、「対して面白くもない」と思われたらポスター発表になってしまうのです
ポスター発表ってほとんど見られないですから、あまり意味がありません
今回も眼窩脂肪減圧の話をしてきました
講演が終わって席に戻るときに、5-6人と目が合ってウインクみたいなのされたので
たぶんフロアの先生方も面白がってくれたかなあと思います
僕の行っている眼窩脂肪減圧というのは、一般的には非常にリスクの高い手術であると思われています
確かに手術によって視力が低下してしまったり視野が無くなってしまったりした方はゼロではありません
ただし技術というのは必ず進歩しますから、現在ではそれほど危険性の大きな手術ではなくなってきているのです
もう2年以上も視力や視野の障害が出た方はいません
それどころか徐々に出血も術後複視も少なくなってきているという実感があります
以前は脂肪の周りの被膜ごと切除していたのですが、そうするとどうしても血管や神経を傷つける可能性があります
最近は脂肪をそういう被膜からほぐして切除することで血管や神経へのダメージを少なくすることが出来るようになっているのです
甲状腺眼症による眼球突出というのは、患者さんの人生を壊しますから(本当に!)
患者さんの身体的・心理的負担がどんどん下がって、眼窩減圧へのハードルがどんどん下がって、たくさんの方が救われると良いなあと思います
この手術は、もともと台湾のLiao先生に教わったものですが日本人らしく繊細にパワーアップさせたのが、当院での眼窩減圧術です
顕微鏡を使って拡大して行うので、より精細に行うことが可能になり、より多くの脂肪を切除することが出来るようになったのです
いまでもヨーロッパでは(世界中!)、骨の減圧ばかりが行われていますから
眼窩脂肪減圧がどれだけ有意義であるのか、これからも伝えていければいいなあと思っています
来週はシカゴの米国眼形成学会で発表してきます!
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2021年 手術実績 5,749件 (2021年1-12月)
現 涙道涙液学会 理事
元 群馬大学 非常勤講師(2014-20)
元 帝京大学 非常勤講師(2017-19)
元 アジア太平洋眼形成学会 理事(2010-18)
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山本美憂選手との対談はこちら
2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら
東京MXで紹介されました
OurAgeにバセドウ病眼症の治療を特集していただきました
https://ourage.jp/column/karada_genki/more/187841/
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