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覚悟、決まってますか??

今回は一般論的な話です。

人はだれしもある集団の中での立ち位置があると思いますが
集団には集団の暗黙の了解のようなルールがあります。

日本人は暗黙の了解のルールに従うのが好きですから
「空気を読む」なんて言葉が出てきたりします。

ただそのルールがちょっと違っているとき
より良い方向に変えようと思うとき
どうしたら変えられるのでしょうか。

いやひょっとしたら集団全体のルールは変えられないかもしれませんが
暗黙の了解のルールに従わないという自分の決断を認めさせることなら出来るかもしれません。

それには何が必要か。

自分の経験で言えば、それは、覚悟、になります。

周りの人に、違う自分を認めさせるということは集団の中に特例を作るということになりますから
集団としては許容するべきではないという判断になりがちです。

本当はそういう特別な発想が集団を進化させるのですが
集団でいることが目的化してしまうようになっているのです。

集団でいることが目的となると、特例は除外され
角の取れた組織になり、新しいものが生み出されなくなり、鎮撫化して、死に至ります。

だから常にイノベーションの芽を大事にする方が良いのです。
日本の失われた30年はそうして出来たものと思っています。

そうはいっても他の人は、特に大抵の日本人はそんな風に思っていません。
だから今の日本では新しい考えや行動は排除されてしまいます。

翻って、自分が特例になりたいとき、どのように行動したらよいのか。

覚悟を見せること、と書きましたがそれはどういうことなのか。
覚悟というのは自分の持っているものを捨てられるかどうか、にかかっています。

それは
自分の時間、でも良いし
自分のお金、でも良いし
自分の仕事、でも良いし
自分の立場、でも良いかもしれません

でも何も捨てなくて自分を特例として認めてほしいというのは
虫が良すぎる、のです。

自分の何かを捨てる決断が出来るかどうかが、僕の言う覚悟であり
それを見せると周りの人に特例を認めさせることに繋がります。

何かをやりたいと思っていても周りから邪魔をされている場合には
まず自分の何かを捨ててみせることをお勧めします。

最初に捨てないと、新しいものは入ってきませんしね。

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群馬大学 眼科 非常勤講師
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