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新しいことに挑戦すること
新しいことに挑戦すること。
自分が眼形成の門を叩いた11年前、眼形成という言葉自体があまり世の中に浸透していませんでした。
いまでもそうですが、眼科のいくつもの専門分野の中で眼形成は1つの専門分野として対等に扱われていませんでした。
従って、若手の自分が一般眼科を捨てて眼形成を専門にしたい、と言ってみたところで
通常のステップアップから外れる行動を良いことだと思ってもらう風潮はなく
むしろ非常に風当たりが強かったことを思い出します。
若手のドクターに良く言う言葉があります。
「常識という思い込み」
その状況で常識と思われていることは、他の時代や他の国では常識では無いことが多いのです
常識というのは普遍的なものでなく、移り変わっていくものだと思います。
自分が国内留学する前は、群馬県内では眼窩骨折や顔面神経麻痺、眼窩骨折は不治の病でした。
でも浜松にはそれを治すドクターがいる。
それが国内留学を決心した理由でした。
そもそも医師の留学といえば、海外留学を指すのが常識です。
50年以上の歴史のある群馬大眼科に国内留学をした先達はいませんでした。
いろいろな反対を受けながら国内留学を経て群馬に戻った時に、すでに県内の技術・経験ともに飛びぬけた状態になって戻ることが出来ました。
常識にとらわれていたら、群馬県内でずっと一般眼科をやっていたことでしょう。
でも不治の病の一言で決着させる常識を、疑い、行動に移すことで新たな常識を作ることが出来ました。
海外の学会への参加も、ロサンゼルスへの臨床留学も、教科書の編集も、既存の常識と異なる事に取り組んできました。しかし、こういうものにこそむしろ価値があり意味があると、今となっては実感します。
若い人たちには、「常識という思い込み」にとらわれず、自由な発想で新しい分野を切り開いてもらいたいと思っています。
昨年度実績2000件(うち眼瞼下垂手術941件、眼窩減圧150件)
群馬大学 眼科 非常勤講師
帝京大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
アジア太平洋眼形成学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
https://www.oc-tokyo.com/wp/