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他院手術後の再手術 難治な方々②
症例1 50歳前後男性
A大学病院の美容外科で
皮膚からの脂肪移動術(表ハムラ法)したものの改善なく
有名なB美容外科で結膜から脂肪切除
さらに皮膚切開からの脂肪切除
再度結膜からの脂肪切除
と計4回美容外科での手術を施行された方です。
最後にB美容外科で行った手術では
瘢痕のためほんのわずかな量の脂肪(小豆大と言われたそうです)
しか切除できなかったとのことでした。
どうにか改善したいと悩まれて受診しました。
明らかに大きな脂肪の突出があり
下眼瞼も上眼瞼も膨らんでいました。
この症例の場合、表面の脂肪だけが問題なのではなく
その奥の脂肪も問題なのです。
このためバセドウの方の減圧に準じて眼窩深部の脂肪減圧手術を行いました。
今までに数回の手術を繰り返していますので
入り口は瘢痕でガチガチでしたが
思った通りその後ろ(眼窩深部)の脂肪は操作されていませんでしたので
比較的簡単に切除することが出来ました。
術前後の写真を提示いたします。
このように、表に出ている病態のみを診るのではなく、大きく診ることが大切です。
「木を見て、森を見ず」ということでは、うまく治すことが出来ないのです。
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2018年手術実績 3046件
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
https://www.oc-tokyo.com/wp/
新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
027-288-0224
http://www.kashima-oc.com/
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