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バセドウ病の初期症状チェックリスト|動悸・体重減少から顔つきの変化まで専門医が解説

公開日:2026.03.11

「最近、疲れやすくなった」「しっかり食べているのに体重が減ってきた」といった症状に心当たりはありませんか。

疲労感や食欲増進、手の震えなどが続く場合、バセドウ病の初期症状の可能性があります。

バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで全身の代謝が異常に高まる病気で、放置すると全身症状や目の突出などの「見た目の変化」につながるケースもあります。

そこで本記事では、バセドウ病の初期症状のチェックポイント、顔つきの変化の特徴、受診すべき診療科について、専門的な視点からわかりやすく解説します。

【チェックリスト】バセドウ病の主な初期症状

バセドウ病の初期症状は、風邪や更年期症状、ストレスによる不調と間違われやすい特徴がありますが、以下のような複数の症状が同時に続いている場合は注意が必要です。

【バセドウ病の主な初期症状】

  • 全身の症状:疲労感、微熱、異常な発汗、暑がり
  • 筋肉・神経の症状:手足の震え(指先の細かな振戦)、筋力低下
  • 循環器の症状:動悸、頻脈(安静時でも脈が速い)、息切れ
  • 消化器・代謝の症状:食欲増進、食べても体重が減る、軟便・下痢
  • 首の変化:喉の下あたり(甲状腺)の腫れ、違和感
  • 精神面の変化:イライラ、落ち着かない、不眠

これらの症状は甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで、全身の代謝や自律神経が活発になりすぎることで起こります。

複数の症状が同時に続いている場合には自己判断せず、早めに専門医へ相談することが大切です。

見た目に影響|バセドウ病による顔つき・目の初期症状

バセドウ病というと「目が突出する病気」というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、実際には、初期はまぶたの腫れや充血などの軽い変化から始まることが多いです。

「最近、顔つきが変わった気がする」「目が大きくなったと言われた」といった違和感が発症のサインとなるケースもあるため、以下のような変化があるかどうか確認してみてください。

【目に現れやすい初期の変化】

  • まぶたが吊り上がり、白目が目立つようになる(眼瞼後退:がんけんこうたい)
  • 朝起きたときに、まぶたがひどく腫れている
  • 目が乾く、ゴロゴロする(ドライアイのような症状)
  • 物が二重に見える(複視)

特に「眼瞼後退」は、まぶたが引き上がることで黒目の上下に白目が見える状態で、怒っているような表情や、驚いたような顔つきに見えることがあります。

また、まぶたの腫れや違和感は一時的なむくみと誤解されがちですが、バセドウ病に伴う「甲状腺眼症」の初期症状である可能性もあります。

検査よりも先に目の症状が出るケースも

血液検査で甲状腺ホルモンの数値が異常を示していない段階でも、目の症状が先に現れたり、並行して進行したりするケースがあります

そのため、「血液検査が正常だったから大丈夫」と自己判断するのではなく、目の違和感や顔つきの変化を感じた場合は、早めに専門医へ相談することが進行を防ぐうえで非常に重要です。

関連記事:バセドウ病の特徴的な顔つきとは?

バセドウ病に気づくきっかけと発症しやすい人の特徴

バセドウ病は、ある日突然はっきりとした症状が出るというよりも、日常生活の中で「なんとなくおかしい」と感じる変化から気づくケースが多い病気です。

ここでは、実際に発覚するきっかけや、発症しやすい人の特徴について解説します。

バセドウ病が発覚するきっかけ

バセドウ病は、以下のような「見逃してしまいそうな小さなサイン」から発覚することが多いです。

  • 周りから顔つきが変わったと言われた
  • 健康診断で脈拍の異常を指摘された
  • 激しい運動をしていないのに息切れする
  • 体重が減っているのに食欲はある
  • 手の震えや汗の多さが気になる

特に健康診断で「脈が速い」と指摘され、再検査をきっかけに発見されるケースは少なくありません。

また、顔つきの変化は自分では気づきにくいため、家族や同僚の一言が受診のきっかけになることもあります。

バセドウ病の好発年齢

バセドウ病は、20代〜50代の女性に多い病気で、男女比は女性が男性の約5倍といわれています。

特に、20〜30代の働き盛りや子育て世代と重なる年代の発症が目立つことから、体調の変化があっても「疲れているだけ」「ストレスのせい」と見逃しやすい傾向があります。

また、40〜50代では更年期症状と似た不調(動悸、発汗、イライラ、体重変動など)が出ることがあり、「更年期かもしれない」と自己判断してしまうケースも少なくありません。

「よくある不調」と決めつけず、動悸や体重減少、手の震えなどが続く場合には、甲状腺の検査を受けることが大切です。

バセドウ病を発症・悪化させやすいライフスタイル

バセドウ病は自己免疫疾患の一つであり、もともとの体質に加えて、以下のような生活環境が発症や悪化の引き金となるケースがあります。

  • 強いストレスが長期間続いている:
    ストレスは自律神経や免疫バランスを乱しやすく、病気の発症に関与すると考えられています。
  • 慢性的な過労や睡眠不足:
    十分な休養が取れていない状態が続くと、身体は常に緊張状態となり、ホルモンや免疫の調整機能が乱れやすくなります。
  • 喫煙習慣がある:
    喫煙は、バセドウ病そのもののリスクとなるだけでなく、甲状腺眼症を悪化させるリスク因子です。

症状が疑われる場合、生活リズムを整えることとあわせて、早めに医療機関を受診することが大切です。

バセドウ病の初期症状を放置するのは危険!

バセドウ病の初期症状は、一見よくある体調不良に見えますが、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されている状態を放置すると、全身の臓器に負担がかかり、重篤な合併症につながる可能性があります

ここでは、バセドウ病の初期症状を放置することで起きる3つのリスクについて解説します。

心不全のリスク

バセドウ病では、甲状腺ホルモンの影響により心拍数が増え、心臓は常にフル回転の状態になります。

この状態が続くと、心臓に過度な負担がかかり続け、やがて心機能が低下してしまう危険性があります。

動悸や息切れを放置すると、不整脈や心不全へ進行するケースもあるため、特に高齢者や心臓に持病がある方は注意が必要です。

甲状腺クリーゼ

バセドウ病を適切に治療せずにいると、まれに「甲状腺クリーゼ」と呼ばれる命に関わる重篤な状態に陥ることがあります。

甲状腺ホルモンが急激に増加し、発熱、激しい動悸、意識障害、心不全などを引き起こす状態です。

感染症や強いストレス、手術などをきっかけに突然悪化することもあるため、緊急治療が必要となります。

目の後遺症

バセドウ病に伴う甲状腺眼症を放置すると、眼球の突出やまぶたの変化が固定化してしまうことがあります。

一度強く突出した眼球や変化したまぶたは、内科的治療(投薬)だけでは元に戻らないケースもあります。

見た目の変化だけでなく、複視や視力低下を引き起こすこともあるため、早期対応が非常に重要です。

症状があるときに避けるべきこと

バセドウ病が疑われる、もしくはすでに診断されている場合には、次のような行動は控える必要があります。

  • 激しい運動:
    心臓が常に負荷のかかった状態にあるため、さらに強い負担をかけると動悸や不整脈を悪化させる恐れがあります。
  • 過度なカフェイン摂取:
    カフェインは交感神経を刺激し、動悸や不安感、手の震えを強める可能性があります。
  • 喫煙:
    喫煙は甲状腺眼症を悪化させる大きなリスク因子であり、目の突出や炎症が進行しやすくなることが知られています。

こうした行動を避けることで、心臓や目への負担軽減が期待できます。

反対に、控えるべき行動を続けてしまうと、動悸や息切れが強まるなど、症状の悪化につながる可能性があります。

関連記事:【眼球突出】原因の約9割はバセドウ病による甲状腺眼症|専門医による症状・治療法を解説

バセドウ病の初期症状が見られた場合は何科を受診すべき?

動悸や体重減少、手の震え、目の違和感など、バセドウ病が疑われる症状がある場合、「何科に行けばよいのか分からない」と迷う方も少なくありません。

ここでは、バセドウ病の初期症状が見られた場合に受診すべき診療科をご紹介します。

まずは内分泌内科・甲状腺科へ

バセドウ病が疑われる場合、まず受診すべきは内分泌内科、もしくは甲状腺を専門とする甲状腺科です。

内分泌内科・甲状腺科では以下の検査を行い、バセドウ病かどうかを診断します。

  • 血液検査:
    甲状腺ホルモン(FT3・FT4)やTSHの値、さらに自己抗体(TRAbなど)を測定し、バセドウ病かどうかを判断します。
  • 甲状腺の超音波検査:
    腫れや血流の状態を確認して、バセドウ病の確定診断を行います。

動悸や息切れといった症状から循環器内科を受診するケースもありますが、原因が甲状腺にある場合は専門科での評価が不可欠であるため、まずは甲状腺を専門に扱う医療機関を受診することが重要です。

目の違和感がある場合は眼科(眼形成外科)へ

目の腫れや突出などの違和感がある場合には、一般的な眼科ではなく、バセドウ病眼症を専門的に診療している医療機関に相談することが大切です。

甲状腺眼症(バセドウ病眼症)は、ホルモンコントロールだけでは改善しないケースも多いため、内分泌内科・甲状腺科での治療と並行して、眼形成外科で目のケアを行う必要があります。

特にバセドウ病は女性に多い疾患であり、目元の変化は外見への影響が大きいことから、精神的な負担にもつながりやすい症状です。

早い段階から専門的なケアを取り入れることが、外見の変化を最小限に抑える鍵となります。

関連記事:バセドウ病で突出した目は元に戻る?その答えと改善できる治療法を解説

オキュロフェイシャルクリニック東京でのバセドウ病眼症の治療について

オキュロフェイシャルクリニック東京は、年間1万件以上(2025年グループ全体)の眼形成手術実績を誇る専門クリニックです。

バセドウ病眼症においても国内でもトップレベルの治療実績を持ち、患者様一人ひとりの状態に合った治療をご提供しております。

機能面と審美面の両立を重視

当院では、「目の機能を守ること」と「自然な美しさを取り戻すこと」の両立を重視しております。

バセドウ病眼症の患者様の多くは、目元の変化によって深いお悩みを抱えていらっしゃいます。

人から指摘されることや、鏡や写真に映るご自身の姿を見ることがつらくなり、日常生活の中で精神的な負担を感じておられる方も少なくありません。

そのため当院では、目の機能を保護することはもちろん、「どれだけ自然に見えるか」「顔全体の印象がどう変わるか」といった審美面にも配慮し、できる限りもともとの顔つきに戻すことを目指しています。

眼球突出に効果的な「眼窩脂肪減圧手術」

当院では、眼球突出の改善を目的とした術式として「眼窩脂肪減圧手術」をご提供しております。

バセドウ病眼症では、眼窩内の脂肪や組織が増加することで、眼球が前方へ押し出されます。

この増加した脂肪を適切に取り除くことで、眼球が後方へ収まるスペースを確保する治療法が、「眼窩脂肪減圧手術」です。

多くの施設で行っている骨を削る「骨減圧手術」とは異なり、脂肪を調整することで減圧を図るため、身体への負担を抑えながら突出の改善を目指せる点が特徴です。

眼窩減圧術

主訴 甲状腺眼症を治したい
費用 鹿嶋先生:1,980,000円
山名先生・菊地先生・小滝先生:880,000円
上記以外※術者指名不可(モニター必須):440,000円
目のクマへの脂肪移植
+220,000円
治療内容 眼窩減圧術
治療に伴うリスク 出血、腫脹、複視の出現または悪化、視力障害、過矯正、低矯正

YouTubeチャンネル:オキュロ鹿嶋の眼形成講座を見てみる

バセドウ病眼症による眼球突出でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

現在の目の状態や炎症の有無を丁寧に確認したうえで、適切な治療方針をご提案させていただきます。

オキュロフェイシャルクリニック東京の治療を詳しく見てみる

まとめ

バセドウ病眼症によって変化した目元は、自然と元の状態へ戻ることはほぼありませんが、適切な治療を選択することで、機能を保ちながら突出の改善を目指すことが可能です。

オキュロフェイシャルクリニックでは、目の機能を守りながら、できる限り自然な印象へ整える治療をご提供しております。

バセドウ病眼症による眼球突出や目元の変化でお悩みの方は、まず一度オキュロフェイシャルクリニックにご相談ください

年間1万件以上(2025年グループ合計)を超える眼形成手術の実績と、常に最新の知識・技術を取り入れた治療により、患者様が日常生活を取り戻せるようにサポートいたします。

監修者情報

鹿嶋 友敬

オキュロフェイシャル
クリニックグループ代表
鹿嶋 友敬

経歴

2002年
群馬大医学部卒 群馬大学 眼科学教室
2004年
伊勢崎市民病院
2005年
群馬大 眼科
2007年
聖隷浜松病院 眼形成眼窩外科へ国内留学
2009年
群馬大にて眼形成外来を開設
2012年
学位取得 群馬大学眼科 助教
2010年
アジア太平洋眼形成学会理事
2015年
カリフォルニア大学 ロサンゼルス校へ留学
2017年
新前橋かしま眼科形成外科 クリニック 開院
2018年
オキュロフェイシャルクリニック 東京 開院
2019年
The NewYork Times特別企画「Next Era Leaders 2019」選出
2020年
アメリカ眼形成学会(ASOPRS)会員

資格・所属学会

  • 日本眼科学会
  • 眼科手術学会
  • 臨床眼科学会
  • 涙道涙液学会
  • 眼瞼義眼床研究会
  • 甲状腺学会
  • 眼窩疾患シンポジウム
  • 眼形成再建外科学会

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