公開日:2019.02.23
”眼窩減圧術をしました”
当院で眼窩減圧術をした患者さんが最近減圧術の経過を書かれています。
ご自身のお顔も全体に公開されていますので、是非読んでみてくださいね。
たまに患者さんに「痛いですか?」って聞かれます。
そんなときは「患者になったことないから分からない」って答えます(笑)
それだけではおちょくっているようになってしまうので
「術後にとても痛がっているという訴えはほとんどありません」と伝えます。
このブログに書かれているように、こういう術前・術中・術後の流れについて我々はすべて把握しているわけではありません。
なので、とても勉強になります。
ちなにみいまシンガポールにいます。
国際甲状腺眼症学会(International thyroid eye disease meeting)で講演が今終わりました。
前に立って話すことを依頼されるのはとても光栄なことです。
解剖実習のコースのインストラクターも務めさせていただきました。
日本人で一番長い時間人前でしゃべってきました。(笑)
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公開日:2019.02.18
手術の完成度
手術の完成度
手術はかならず成功するものではありません。
患者さんご自身は自分の身体を任せるわけですから
成功するかどうか心配になるのは当然だと思います。
しかし医師側から言えば、100%の完成度というものは存在しません。
例えると毎回テストを受けているようなもので
どんな優等生でも100点を取り続けることは出来ません。
まさにテストと一緒で、他の人より沢山テストを受けて受けて復習を毎回何度も行うと
徐々に成績が上がっていく、のと同じようなものです。
我々は2018年の実績で3000眼以上手術を行いました。
これは内眼手術やレーザー、注射を含めない手術の実数ですから
相当数の手術件数であるのはご理解いただけると思います。
名だたる大学病院の眼科の手術件数よりも相当に多い数字です。
それが一部だけに特化しているのですから、潜在的な需要の多さに気付くと思います。
それだけの数を行っているので
もちろん平均点は普通よりそれなりに高く取れている筈です。
ただその平均点を上げる努力をすることは出来ても
その中には低い点数も、高い点数もある中でのことになりますから
どうしても低い点数の場合が出てきてしまいます。
低い点数でも落第しなければ良いや、という方もいれば
もっと高い点数でなければ嫌だ、という方もいらっしゃいます。
低い点数であっても再試験(=つまり再手術)出来る状態であれば
それをすれば今度は平均以上になる確率はそれなりに高いわけですから
再手術をお勧めするのですが、
問題は、それが機能面での不具合であれば保険で追加治療が出来るけれども
美容面(見た目)の問題であれば一切保険での追加治療は出来ない、ということなのです。
機能面というのは眼瞼下垂による視野狭窄や、バセドウによる眼球突出、眼窩骨折による眼球陥凹のようなことで
美容面というのは二重まぶたのラインが気になる、平行型の二重にしたい、のようなことです。
バセドウ病の場合には病気で見た目が変化しているので土台が病気ですから
機能の改善を主に、出来るだけ美容面にも配慮して行わせていただいています。
眼瞼下垂や一重まぶたの眼瞼形状については保険では修正できないので、
気になる方は最初から自費での治療をお勧めさせていただいております。
あと、他院の美容外科での手術後の合併症についても保険での修正は出来ません。
これは全国同じルールの筈ですので、ご留意ください。
2018年手術実績 3046件
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
https://www.oc-tokyo.com/wp/
バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」
https://oculofacial.page.link/pamphlet
kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS
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公開日:2019.02.18
手術の完成度
手術の完成度
手術はかならず成功するものではありません。
患者さんご自身は自分の身体を任せるわけですから
成功するかどうか心配になるのは当然だと思います。
しかし医師側から言えば、100%の完成度というものは存在しません。
例えると毎回テストを受けているようなもので
どんな優等生でも100点を取り続けることは出来ません。
まさにテストと一緒で、他の人より沢山テストを受けて受けて復習を毎回何度も行うと
徐々に成績が上がっていく、のと同じようなものです。
我々は2018年の実績で3000眼以上手術を行いました。
これは内眼手術やレーザー、注射を含めない手術の実数ですから
相当数の手術件数であるのはご理解いただけると思います。
名だたる大学病院の眼科の手術件数よりも相当に多い数字です。
それが一部だけに特化しているのですから、潜在的な需要の多さに気付くと思います。
それだけの数を行っているので
もちろん平均点は普通よりそれなりに高く取れている筈です。
ただその平均点を上げる努力をすることは出来ても
その中には低い点数も、高い点数もある中でのことになりますから
どうしても低い点数の場合が出てきてしまいます。
低い点数でも落第しなければ良いや、という方もいれば
もっと高い点数でなければ嫌だ、という方もいらっしゃいます。
低い点数であっても再試験(=つまり再手術)出来る状態であれば
それをすれば今度は平均以上になる確率はそれなりに高いわけですから
再手術をお勧めするのですが、
問題は、それが機能面での不具合であれば保険で追加治療が出来るけれども
美容面(見た目)の問題であれば一切保険での追加治療は出来ない、ということなのです。
機能面というのは眼瞼下垂による視野狭窄や、バセドウによる眼球突出、眼窩骨折による眼球陥凹のようなことで
美容面というのは二重まぶたのラインが気になる、平行型の二重にしたい、のようなことです。
バセドウ病の場合には病気で見た目が変化しているので土台が病気ですから
機能の改善を主に、出来るだけ美容面にも配慮して行わせていただいています。
眼瞼下垂や一重まぶたの眼瞼形状については保険では修正できないので、
気になる方は最初から自費での治療をお勧めさせていただいております。
あと、他院の美容外科での手術後の合併症についても保険での修正は出来ません。
これは全国同じルールの筈ですので、ご留意ください。
2018年手術実績 3046件
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
https://www.oc-tokyo.com/wp/
バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」
https://oculofacial.page.link/pamphlet
kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS
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公開日:2019.02.15
患者さんたちのご家族の反応
患者さんが当院を受診されるとき、親御さんや配偶者、お子さんが付き添うことがあります。
当院を訪れる患者さんはどこでも治してくれるような病気ではなく、他の医療機関で治してもらえず、困りに困って当院をネット検索して受診するので、大抵ご本人は手術に前向きなのですがご家族はそれぞれ立場が違います。
付き添いがお子さんの場合。
これはもう全く心配していないですし、
完全に無関心か、むしろどう変化するのか楽しみにしている場合もあります。
配偶者の場合。
この場合には患者さんの悩みを共有しているのでそもそもご本人と同じく手術に前向きであることが多いです。
ただ患者さんの身体をすごく心配しているので手術に関する質問はとても多く、しかも多岐にわたる印象があります。
でも全てに答えると信頼して任せてくれるように感じます。
逆に付き添いが親御さんの場合には、多くの場合反対します。
お子さんが手術を受けるとなると、やはり手術のリスクが心配になるのでしょうね。
患者さん本人が、ご本人の状態を本当に嫌になってしまってうつ状態のようになっていることも多いのですが、それでも親御さんは反対することが多いです。
そんな時に親御さんに伝えるのですが、
・患者さん本人がどれだけ心にダメージを負っているか
・毎日鏡を見るたびに自分自身が嫌いになっていくことがどれだけつらいのか
・外出のときに人目を避けて髪を下ろして眼鏡とマスクをつけたり、むしろ外出自体を控えるになったりすることが生活の質をどれだけ落としているのか。
そんなことを親御さんに話をすると、それを聞いている患者さんが涙することも多いです。
先日は1日で3人ほど涙を流されていました。
僕らのもとにはそんな患者さんたちが多くいらっしゃるので、誰にも分ってもらえない悩みを理解することが出来ます。
バセドウ病、眼窩骨折、眼窩腫瘍など専門家のほとんどいない疾患でお悩みの方は是非ご相談ください。
治せる病気があるかもしれません。
2018年手術実績 3046件
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
https://www.oc-tokyo.com/wp/
バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」
https://oculofacial.page.link/pamphlet
kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS
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公開日:2019.02.15
患者さんたちのご家族の反応
患者さんが当院を受診されるとき、親御さんや配偶者、お子さんが付き添うことがあります。
当院を訪れる患者さんはどこでも治してくれるような病気ではなく、他の医療機関で治してもらえず、困りに困って当院をネット検索して受診するので、大抵ご本人は手術に前向きなのですがご家族はそれぞれ立場が違います。
付き添いがお子さんの場合。
これはもう全く心配していないですし、
完全に無関心か、むしろどう変化するのか楽しみにしている場合もあります。
配偶者の場合。
この場合には患者さんの悩みを共有しているのでそもそもご本人と同じく手術に前向きであることが多いです。
ただ患者さんの身体をすごく心配しているので手術に関する質問はとても多く、しかも多岐にわたる印象があります。
でも全てに答えると信頼して任せてくれるように感じます。
逆に付き添いが親御さんの場合には、多くの場合反対します。
お子さんが手術を受けるとなると、やはり手術のリスクが心配になるのでしょうね。
患者さん本人が、ご本人の状態を本当に嫌になってしまってうつ状態のようになっていることも多いのですが、それでも親御さんは反対することが多いです。
そんな時に親御さんに伝えるのですが、
・患者さん本人がどれだけ心にダメージを負っているか
・毎日鏡を見るたびに自分自身が嫌いになっていくことがどれだけつらいのか
・外出のときに人目を避けて髪を下ろして眼鏡とマスクをつけたり、むしろ外出自体を控えるになったりすることが生活の質をどれだけ落としているのか。
そんなことを親御さんに話をすると、それを聞いている患者さんが涙することも多いです。
先日は1日で3人ほど涙を流されていました。
僕らのもとにはそんな患者さんたちが多くいらっしゃるので、誰にも分ってもらえない悩みを理解することが出来ます。
バセドウ病、眼窩骨折、眼窩腫瘍など専門家のほとんどいない疾患でお悩みの方は是非ご相談ください。
治せる病気があるかもしれません。
2018年手術実績 3046件
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
https://www.oc-tokyo.com/wp/
バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」
https://oculofacial.page.link/pamphlet
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