公開日:2024.03.23
最終更新日: 2024.05.20
形成外科医がスペシャリストになれない理由
“形成外科医がスペシャリストになれない理由”
眼形成外科医から見た形成外科医についてここ最近書いてきました
いろいろ議論を呼ぶ内容であるのは百も承知です
でも日本人的な奥ゆかしさって、今後の日本に必要なのかな?って思うんですよね
話題のドラマ「不適切にもほどがある」にも表れているように、言わなきゃいけないことを言わない雰囲気が現代の日本には強すぎるんです
僕は言わなきゃいけないことは言う、というキャラを貫き通し、皆さんに世の中の真実について知ってもらいたいと思います
それが世の中のため、日本のためになると信じているからです
さて、おそらく今回の記事が形成外科医について書く最後の投稿になると思います(そもそも興味ないのです)
僕はもともと眼科医として医師人生をスタートしました
そこから眼形成という眼科と形成外科の境界領域を突き詰めていく訳ですが、だからこそ形成外科の世界も垣間見ることが出来たのですね
そのうえで形成外科医の業界にはいろいろと矛盾があるということに気付きました
今回のタイトルが、まさにそれです
以前、眼科医は精緻なところを求めるが、形成外科医は精緻なところを突き詰められないという欠点があると書きました
今回は形成外科医にスペシャリストがほとんど存在しない理由を説明します
形成外科というのは頭のてっぺんの黒子から足の指先の巻き爪まで治療する診療科です
手術に特化しているので、全身のいろいろな疾患をすべて引き受けることが矜持です
一見するとすごいことのように思いますが、真実は真逆です
「器用貧乏」と言う言葉がありますが、これがまさに形成外科医を表すのです
すべて「出来ます」と言う、しかし何一つ専門家としてのレベルで手術をすることは出来ません
これは形成外科医個人個人の問題というより、形成外科業界の構造的欠陥から来るものなのです
眼科医というのは苦手分野に手を出そうとしません
大抵の眼科医は白内障をしますが、斜視手術はしません
斜視の患者さんが来たら斜視の専門家に送ります
緑内障手術をしない眼科医は緑内障手術が得意な眼科医に患者を送るのです
僕は甲状腺眼症の患者さんの眼窩減圧術をしますが、斜視があれば自分でやらずに熱海の後関先生に送ります
ですから専門家はより先鋭化し、専門技術を突き詰めることが出来ます
専門家になればその分野で非常に突出したところまで到達できる、これが眼科医の世界です
一方で形成外科医はどうでしょうか
形成外科医は頭のてっぺんから足の指先まで治療する何でも屋
3回手術をやったら「その手術出来ます!」と言っちゃってよい分野です
全ての形成外科医が、全ての分野の手術を行うことを求められるのです
その結果何が起きるか
眼科医と逆のことが起きるのです
全ての形成外科医が、全ての手術を行う
だから形成外科医はお互いに紹介しません
その結果、専門家が生まれません
全員が全員、目の前の患者さんをやってしまう
そうなると誰しもが専門家=スペシャリストにならないのです
眼科医である僕から見ると、業界の構造的欠陥にしか見えないのですが、誰にも症例が集中しないので、誰もが素人のまま
すべての手術に関して、眼科医からしたら素人レベルまでしか到達できない
もちろん聖隷の師匠である嘉鳥先生みたいに精緻を極められる人も稀にはいる
でもこれは例外中の例外です
業界的に専門家=スペシャリストが生まれない構造になっているのです
例えて言うなら、お米の栽培がすごく得意な人がいるとして
自分の土地をすべてお米の栽培に使うのが眼科医
土地を時間と言い換えてもいいです
得意なことに100%全力を注ぐのが一番タイムパフォーマンスが良いのが分かると思います
眼科医とは逆で、お米の栽培が得意だったとしても他の農作物も作らないといけないのが形成外科医
自分の土地の10%をお米の栽培に、あとの90%はとうもろこし、じゃがいも、ネギ、ナス、ニンジンなんかを作るのに充てるのが形成外科医です
タイムパフォーマンスが悪いのが分かると思います
自分の土地を100%得意分野に向ける方が道理が良いのは誰しも頷けることだと思います
眼科医からしたら形成外科医も専門家でしょ?って思うと思うのです
僕は眼科医ですから、その気持ちは分かります
でも違うんです
業界的に、構造的欠陥を抱えている、専門家集団ではない、むしろ眼科医の基準からしたらどの手術も素人レベルであるということを理解して頂けたらと思います
僕は嘉鳥先生の元で修業をしたので、形成外科医の切開法合の技術ってすごいんだな、と思いながら眼形成外科医のキャリアをスタートさせました
切開や縫合へのこだわりって凄いなあと思っていたのです
しかし当院で研修した4名の形成外科医は切開も縫合もど素人レベル
技術レベルが低くて唖然としました
本当にびっくりするんです
切開や縫合がダメだったら何を矜持として仕事をしているんだろうって思いました
器用貧乏と言いましたが、器用ですらないのかもしれない、それが僕が見てきた形成外科の現実です
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2023年 手術実績 11,491件 (2023年1-12月)
うち眼瞼下垂手術 6,241件
現 涙道涙液学会 理事
元 群馬大学 非常勤講師(2014-20)
元 帝京大学 非常勤講師(2017-19)
元 アジア太平洋眼形成学会 理事(2010-18)
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/
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オキュロフェイシャルクリニック大阪
0120-219-609
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まぶたとなみだのクリニック千葉
043‐307-7781
〒260-0015 千葉県千葉市中央区富士見1丁目1−13 JS Bldg 6階
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新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
027-288-0224
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山本美憂選手との対談はこちら
https://youtu.be/OHHnJZxfziw
2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら
https://youtu.be/kxH9sgrlt0A
東京MXで紹介されました
https://youtu.be/eE2yMVMhW0U
OurAgeにバセドウ病眼症の治療を特集していただきました
https://ourage.jp/column/karada_genki/more/187841/
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公開日:2024.03.19
最終更新日: 2024.03.29
甲状腺眼症による目のクマ・
たるみの手術
甲状腺眼症では目の下にクマが出来たり、たるみが出来たりします。
当院で行われている眼窩減圧術は、眼球突出を治す手術ではありますが脂肪を切除する手術ですので、目の下のクマも改善することができます。
その一方で甲状腺眼症の再発などがあった場合には、再度クマができてしまう方もいます。
甲状腺眼症による目の下のクマも治療可能です。
当院では、眼窩減圧術を行った際に切除した眼窩脂肪をクマの部分に移植することによって、目の下のクマをほぼ完璧に取り除くということを行っています。
甲状腺眼症では目を見開いたような状態になることがあり、これを眼瞼後退と言います。眼瞼後退は主として上まぶたに出現しますが、下まぶたに発症する方もいます。
これも眼窩減圧で少し改善するのですが、脂肪移植を行うことでさらに改善することが可能です。
眼窩減圧時に眼窩脂肪移植を併用する術式はオプションとなってしまうので追加料金が必要となりますが、かなり良い結果を出すことができているので、その症例を供覧したいと思います。
美容外科で脱脂してから減圧に来られる方が、よくいらっしゃるのですが、間違いです。
この手術をすれば、全て解決することが出来ます。
注目して見て頂きたいポイント2点
クマの改善
下眼瞼の位置
追加料金
+220,000円
症例写真
甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、目のクマにも悩まされるようになってしまいました。眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植を行い、目の印象はかなり改善していることが分かると思います。
関連診療ページについて
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公開日:2024.03.19
最終更新日: 2024.05.20
甲状腺眼症による目のクマ・たるみについての手術 連続7症例 症例④
甲状腺眼症による目のクマ・たるみについての手術
甲状腺眼症では目の下にクマが出来たり、たるみが出来たりします
当院で行われている眼窩減圧術は、眼球突出を治す手術ではありますが脂肪を切除する手術ですので、目の下のクマも改善することができます。
その一方で甲状腺癌症の再発などがあった場合には再度クマができてしまう方もいます。
当院では眼窩減圧術を行った際に切除した眼窩脂肪をクマの部分に移植することによって目の下のクマをほぼ完璧に取り除くということを行っています。
甲状腺眼症では目を見開いたような状態になることがあり、これを眼瞼後退と言います。眼瞼後退は主として上まぶたに出現しますが、下まぶたに発症する方もいます。
これも眼窩減圧ですこし改善するのですが、脂肪移植を行うことでさらに改善することが可能です。
眼窩減圧時に眼窩脂肪移植を併用する術式はオプションとなってしまうので追加料金が必要となりますが、かなり良い結果を出すことができているので、その症例を供覧したいと思います。
美容外科で脱脂してから減圧に来られる方が、よくいらっしゃるのですが、間違いです。
この手術をすれば、全て解決することが出来ます。
注目して見て頂きたいポイントは、①クマの改善、②下眼瞼の位置、の2点です。
追加料金
+220,000円
症例4
甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、目のクマにも悩まされるようになってしまいました。眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植を行い、目の印象はかなり改善していることが分かると思います。
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うち眼瞼下垂手術 6,241件
現 涙道涙液学会 理事
元 群馬大学 非常勤講師(2014-20)
元 帝京大学 非常勤講師(2017-19)
元 アジア太平洋眼形成学会 理事(2010-18)
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
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0120-219-609
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〒260-0015 千葉県千葉市中央区富士見1丁目1−13 JS Bldg 6階
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027-288-0224
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山本美憂選手との対談はこちら
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東京MXで紹介されました
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公開日:2024.03.13
最終更新日: 2024.05.20
甲状腺眼症による目のクマ・たるみについての手術 連続7症例 症例③
甲状腺眼症による目のクマ・たるみについての手術
甲状腺眼症では目の下にクマが出来たり、たるみが出来たりします
当院で行われている眼窩減圧術は、眼球突出を治す手術ではありますが脂肪を切除する手術ですので、目の下のクマも改善することができます。
その一方で甲状腺癌症の再発などがあった場合には再度クマができてしまう方もいます。
当院では眼窩減圧術を行った際に切除した眼窩脂肪をクマの部分に移植することによって目の下のクマをほぼ完璧に取り除くということを行っています。
甲状腺眼症では目を見開いたような状態になることがあり、これを眼瞼後退と言います。眼瞼後退は主として上まぶたに出現しますが、下まぶたに発症する方もいます。
これも眼窩減圧ですこし改善するのですが、脂肪移植を行うことでさらに改善することが可能です。
眼窩減圧時に眼窩脂肪移植を併用する術式はオプションとなってしまうので追加料金が必要となりますが、かなり良い結果を出すことができているので、その症例を供覧したいと思います。
美容外科で脱脂してから減圧に来られる方が、よくいらっしゃるのですが、間違いです。
この手術をすれば、全て解決することが出来ます。
注目して見て頂きたいポイントは、①クマの改善、②下眼瞼の位置、の2点です。
追加料金
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症例3
甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、目のクマにも悩まされるようになってしまいました。眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植を行い、目の印象はかなり改善していることが分かると思います。
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公開日:2024.03.12
最終更新日: 2024.05.20
甲状腺眼症による目のクマ・たるみについての手術 連続7症例 症例②
甲状腺眼症による目のクマ・たるみについての手術
甲状腺眼症では目の下にクマが出来たり、たるみが出来たりします
当院で行われている眼窩減圧術は、眼球突出を治す手術ではありますが脂肪を切除する手術ですので、目の下のクマも改善することができます。
その一方で甲状腺癌症の再発などがあった場合には再度クマができてしまう方もいます。
当院では眼窩減圧術を行った際に切除した眼窩脂肪をクマの部分に移植することによって目の下のクマをほぼ完璧に取り除くということを行っています。
甲状腺眼症では目を見開いたような状態になることがあり、これを眼瞼後退と言います。眼瞼後退は主として上まぶたに出現しますが、下まぶたに発症する方もいます。
これも眼窩減圧ですこし改善するのですが、脂肪移植を行うことでさらに改善することが可能です。
眼窩減圧時に眼窩脂肪移植を併用する術式はオプションとなってしまうので追加料金が必要となりますが、かなり良い結果を出すことができているので、その症例を供覧したいと思います。
美容外科で脱脂してから減圧に来られる方が、よくいらっしゃるのですが、間違いです。
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甲状腺眼症によって眼球突出だけでなく、目のクマにも悩まされるようになってしまいました。眼窩減圧術と同時に眼窩縁靭帯の切離+脂肪移植を行い、目の印象はかなり改善していることが分かると思います。
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公開日:2024.03.11
最終更新日: 2024.05.20
教育の対価と給料の意味
“教育の対価と給料の意味”
ここ2回、議論のある内容を書いてきました
今回は人件費についての一般論からスタートして話していきたいと思います
このブログの読者のほとんどの方は経営者ではないと思います
だから経営者から見た人件費つまりスタッフにとってのお給料というものを深く考えることは無いことが多いと思います
今回は経営側から見た人件費スタッフから見たお給料について経営側がどのように思っているかを書きたいと思うでのす
多分どこかの組織に就職して働いている方からすると、給料というのはそこで働いて拘束された時間の対価だと思います
それは当然のことでコンビニのバイトでも家庭教師でもレストランのフロアスタッフでも拘束された時間に応じてお金がいただけるというのは世の中のルールだからです
ただこれが経営側から見たら全然違って見えます
人件費というのはお金=投資ですから、それが回収できることが大前提です
こちらも善意の寄付をしているわけでは無いのでしっかり人件費分、いやその何倍も返してもらえないと意味がないというか大損されられたのと同じことになります
例えばティッシュやチラシ配りのアルバイトみたいにただただそこにいて通行人に何か配れば良いという風な仕事の場合、人が一人いるだけでその人がいることに意味があります
ですが高度な技術を必要とするような職種の場合、もしくはそう高度ではなくてなくてもある一定のトレーニングをしないと戦力にならない場合戦力になるまでのお給料というのはその人の教育のために費やしたお金になるので組織に何のプラスも生み出さないどころかお給料を払っている分だけマイナスになるのです
当院の事務スタッフで言えば最初はもちろん足手まといで先輩から技術を教わって仕事を覚え、自立して動けるようになるまで半年ぐらいかかってしまうんです
ですから例えば3ヶ月ぐらいで「私辞めます」なんて言って来た日にはそのスタッフは3か月分の給料額面で言うと100万円ぐらいを無駄に持って行ったドロボーのように見えるんです
うちに入職した人は最低でも一年ぐらいは働いてもらわないと当初の教育に費やした人件費というものの回収ができないんですね
つまり、教育にはお金がかかり、経営側から見たらその回収には雇い入れたスタッフにしっかりと働いてもらわなければならない、という話です
次に、教育というもののコストに対して、対価がどのように支払われているのか、についてお話したいと思います
教育というのは本来コストがかかるものであり、それに対する対価を払う必要があるのですが、子供時代から意識することはほとんどありません
そこで医者の人生を例にして、教育というものがどのようにされてきたか、そしては対価がどのように支払われてきたのかを考えてみたいと思います
日本人であれば、通常小学校、中学校、高校と学校教育があります
教育というサービスは,
教師の時間を使い、教科書を買い、学校などの不動産を使う必要があります
つまり教育にはかならずコストがかかっているのですが、それを受けるにあたりその教育に対しての対価というものを自分では払いませんので、意識することは通常ほとんどありません
しかしこれは、親が支払っている、もしくは国からの補助金つまり親が支払った税金で賄われているだけで自分は意識していないだけ、です
医学部に入ると、特に私大ではほかの学部よりもかなり大きなお金が動きますが、これも教育の対価というのは親が払ってきたわけです
教育には常に対価が必要であり、意識していないけれど、それは親が払ってきたということを覚えておいてください
ただし医師になって働いてからは少し違います
医師の教育というのは研修医として大学病院や地域の大病院で行われることが多いのですが、そこにはお給料が発生し医師に支払われるのでいままでとお金の流れが逆になります
では教育の対価は何によって支払われたのでしょうか?
それは労働になります
研修医のころは役に立たたなくてもその場にいればいいような仕事例えば病棟のカルテの整理や当直の電話番などです
そういうことをすることによって教育の対価を支払ってきたんです
大体2年くらい、安月給で働かされ、当直などの肉体労働を行うのが常識です
何度も繰り返しますが教育には対価が必要であるということなんです
かならず教育には何らかの形で対価を支払う必要があります
しかしですよ、当グループにて眼形成の研修を行う場合には全く状況が異なります
正直に言って最初から全く役に立たないんです
それどころか新入職の新人はただ医師免許持っているだけで眼形成の技術がないので先輩が指導しなければいけません
そうなると先輩の時間も奪われるし時間だけでなく労力もかかります
さらに必ずどこかで失敗して患者さんに迷惑をかけます
当院には当直や病棟雑務もありませんから、新人医師が教育の対価を支払うことは出来ないのです
だから我々にとっては新人を受け入れることは大きなマイナスでしかないです
ですがの本人のやりたいというやる気や意思を尊重して迎え入れてあげるわけです
そういう新人さんたち、まったく組織にとってマイナスの人間に対して、経営側の気持ち的には、無給でどころか教育の対価としてお金を貰いたいくらいです
ですが、若いドクターというのは他のアルバイト断って勉強に来ることが多いので当院から給料が出ないと生活に困窮してしまうのです
ですからアルバイト代として1日に6万円+交通費を支給してあげてるんです(週1で月に24万)
当グループにとっては時間もかかる労力もかかる患者からの評判は落ちる、そして人件費まで支払うという三重苦四重苦の状態が新人を受け入れた際には起きるわけなんです
経営側で無い人も、自分が誰かに月に24万払う、と仮定してみてください
相当の覚悟が必要なことが分かると思います
こんな状態ですので、僕は奨学金のようなつもりで新人医師に給料を支払います
だから新人側の責任としてできるだけ早く技術を習得して普通に手術ができるようになる、そして後輩に指導をして次世代の教育を担う、そういうことによって恩返しをするということが必要です
人として、鹿嶋と当グループに感謝をして一生懸命頑張る、というのが必要なのです
眼形成の医師としてある程度の状態になるまでにフルタイムで働いて1年ぐらいの時間がかかります
自律的に1件の手術をこなせるまでに1年、組織にとってプラスマイナスゼロになるまで1年かかるのです
我々から見ればその1年でやっとゼロ、いままで投資したマイナスを回収するのは次の1年でということになるわけですですから基本的に眼形成の研修はフルタイムで2年必要ということを伝えています
今回のわかってほしいのは教育には対価が必要であること、それから人件費というのは経営側から見たら投資であってその回収をしなければいけないということ、それから対価を自分で支払えない以上、一生懸命技術を習得して組織に恩返しを考えなければいけないということです
長くなったので、次回に持ち越します
もうすこし続きます
次回は今までいた形成外科医がそんな我々に対して行った仕打ちを紹介します
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